イギリスのEU離脱期限が3月末に迫っているが、フォーミュラ1グループのCEOチェイス・キャリーはブレグジットによって生じるかもしれない問題に対して影響されないと考えているようだ。
いくつかのF1チームはブレグジット、特に合意なきEU離脱について懸念を表明している。これは多くのEU市民が彼らのチームで働いていること、彼らの多くがパーツを大陸から輸入しているという事実があるからだ。
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しかしキャリーは、F1はグローバルに見ると害を被ることは無いと確信しているようだ。
「経済的な問題についてだが、我々は動じることはないと考えている」
キャリーはウォール街のアナリストと投資家らとの電話でそう語った。
「ブレグジットが発生することで、我々は幾つかの物流問題を抱えている。もし合意なきEU離脱に終わった場合、どのようにイギリスへ様々な機器、パーツ等を持って出入りするのか……といった具合の問題をね」
「だが、それは財務上の問題ではなく、物流の問題だ。そして、我々はそのような事態に備えて対応計画を策定している」
「確かに、我々はヨーロッパを拠点としている。しかしF1はグローバルなビジネスであり、ふたつと無い存在だ」
「おそらく(合意なき離脱の)影響を感じるのはコモディティ化された産業だと思う。しかし、我々はそうではない。主なビジネスがライセンス契約だということも助けになっているとも考えられる」
リバティ・メディアの2018年(カレンダーイヤー)決算によるとF1の主要な収入源であるレース料金、放映権、スポンサーシップが“横ばい”だと示されているにもかかわらず、キャシーはF1が健全な状態にあると主張している。
「F1は確実に多くのファンを持ったスポーツだ。よってそれが助けとなり、質の高いスポンサーなどを獲得してきた」
「それはユニークなイベントや長期的な合意、統計に基づいた取引などのコンビネーションだと思う」
「背後には幾つかの良い兆しを感じている。過去2年間に渡り、ファンの興味を醸成し、ビジネスとスポーツの勢いを作り出すことに力を入れてきたんだ」
キャリーは、スポンサーシップ契約の交渉が予想より遅れていることを受け入れつつ、2019年にF1の収入が増加すると予想している。
「(2019年には)偏りはあるが、主要な分野で成長が見込まれている。映像の成長が最大だと思うが、確実にホスピタリティやイベントなどの2次的分野での成長も予想される」
「今年のレースカレンダーは安定していることから、(増加による)成長は緩やかになる。それから、2020年に加わるベトナムはプロモーションの最前線になるだろう」
「スポンサーシップの部分でも堅実な成長が予想されている。とても関心を持っているんだ」
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