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メルセデス、冷却レベルを誤り、2台がオーバーヒートに苦しむ「トラブルだらけのレース」とハミルトン/F1第1戦

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メルセデス、冷却レベルを誤り、2台がオーバーヒートに苦しむ「トラブルだらけのレース」とハミルトン/F1第1戦

 2024年F1バーレーンGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは7位、ジョージ・ラッセルは5位でフィニッシュした。レース中、ふたりともオーバーヒートの問題を抱えていた。チームは、「コンディションに最適でない冷却構成によって引き起こされたパワーユニットのオーバーヒートを管理しながら、走らなければならなかった」と述べている。これによりふたりはペースを制限された状態にあったという。

 チーム代表トト・ウォルフは、「冷却レベルを誤り、その影響を被った」と説明した。

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「この問題に対処するために、リフト・アンド・コーストをより多く行わなければならず、そうするとタイヤのパフォーマンスを失い、悪循環に陥る。今日はドライバーたちに十分な競争力がないマシンを与えてしまったので、何が間違っていたのか振り返る必要がある。サウジアラビアで同様の変化に見舞われないよう、データをしっかり調べるつもりだ」

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(57周/57周)
9番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード

 タフなレースだった。もっと良い夜になることを期待していただけに、チームには多少の失望感が残っている。他の数台のマシンと近い位置を走っていたことで、デグラデーションが大きかった。今日は問題を抱えており、それによってペースが損なわれたから、フラストレーションを感じたよ。

 僕自身が予選でもっと良いポジションを獲得していれば、決勝でもあと2つか3つ上まで行けたのだと思う。最終スティントは調子が良かった。

 今日のテーマは発見で、実際、マシンについてたくさんのことが分かった。改善できるエリアはたっぷりあるし、チーム全員で改善を図っていけると確信している。

(レース後にメディアに語り)しばらくバッテリーが機能していなかった。ストレートではずっとデプロイメント切れを起こしていて、マクラーレン勢に大きく離されてしまった。何とか修正したけれど、10周ぐらいかかり、その間に15秒をロスした。その後は追い上げを目指すだけのレースだった。

 その問題を修正した後、今度はブレーキにオーバーヒートが起こり、シートにも問題があり、左側が下がってしまって、ブレーキングゾーンでぐらぐらした。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(57周/57周)
3番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード

 おかしな一日だった。ルイスと僕は似た問題に見舞われたんだ。序盤からパワーユニットがオーバーヒートして、それを管理しながら走り切らなければならなかった。すごく良いスタートをしただけに残念だ。(シャルル・)ルクレールを抜いて2番手に上がったんだ。でもその直後にステアリングホイールに警告が表示された。

 オーバーヒートを管理するために、1周あたりコンマ何秒かを失い、後ろのマシンを抑えきることも難しかった。マシンの真のポテンシャルを見せられなかったことが残念だ。

 ありがたいことに、心配する必要のある問題ではない。冷却設定が誤っていたことによるものだからね。なぜそうなったのかを理解して、再発しないようにすればいいだけだ。単に誤った判断をしたというだけのことで、パワーユニットを冷却する力は十分にあるんだ。

 この問題さえなければ、3位争いができたと思う。でもまだシーズン開幕戦だ。来週何ができるかを楽しみにしていよう。

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みんなのコメント

2件
  • tok********
    かつてゼロポッドでも冷却できていたメルセデスが、レッドブル型のサイドポッドで冷却が間に合わず、逆にレッドブルがインレットが極小のサイドポッドでも余裕で冷却できているのが皮肉ですね
    レッドブルは去年の段階でホンダに冷却の限界を見極めるための試験を依頼しており、それが結実して今年の特殊なマシンが完成したとのことでした
    やはりF1はイノベーションこそが速さの源ですね
  • ちょびぞう
    なんだそれ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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