2020年のF1ではコンストラクターズランキング6位と苦しんだフェラーリだが、今季は開幕戦バーレーンGPでシャルル・ルクレールが6位、カルロス・サインツJr.が8位と2台がポイントを獲得。ひとまず順調な滑り出しを見せた。
ルクレールは、昨年チーム内で感じていた”奇妙な雰囲気”は払拭されたとすでにコメントしていたが、そうした状況を変えるのに役立った大きな要因のひとつが、サインツJr.のチーム加入だったようだ。
■フェラーリF1にもはや”奇妙な”雰囲気はない……ルクレール、チームの復活を期待
マクラーレンから”憧れ”だったフェラーリへの移籍を果たしたサインツJr.の成功への熱意が、チームスタッフ全員を後押ししているとルクレールは語った。
motorsport.comイタリア語版の独占インタビューに応えたルクレールは、サインツJr.について次のように語った。
「ここ数年で、彼はいくつかのチームに所属してきたが、ライバルがどんな風に働いているかを知るのは、常に興味深いことだ」
「彼のモチベーションの高さもすぐに分かった。彼はフェラーリに入って1年目だけど、すぐにとても良い結果を出したいと思っているのが分かる」
「彼のユーフォリア(多幸感・高揚感)はチーム全体に伝染していっている。チームにとって、勝利に向けて邁進するドライバーがふたりいることは常に良いことだと信じている」
ルクレールがサインツJr.と一緒に仕事をするようになって気づいた変化のひとつは、前チームメイトのセバスチャン・ベッテルと組んでいた時よりも、一緒にいる時間がずっと長くなったことだという。ルクレールはチームと過ごす時間の長さは変わっていないものの、チームメイトとのすれ違いが減ったと明かした。
「チームと一緒に過ごす時間はいつもと同じだけど、ソーシャルメディアに多くの写真を投稿しているので、外から見るとマラネロで過ごす時間が増えたように見えるのかもしれない」
「変わったのは、チームメイトと過ごす時間だ。以前はセブと僕はよくすれ違っていた。僕が着いた時に彼が帰ったり、その逆もあった」
「今、カルロスとは同じ日にファクトリーに行くことが多くて、結果的に一緒に過ごす時間が増えたんだ」
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