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ホンダが旗艦3列シートSUVの新型「アキュラMDX」のプロトタイプを発表

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ホンダが旗艦3列シートSUVの新型「アキュラMDX」のプロトタイプを発表

ホンダの高級車ブランドのアキュラが3列シートSUV「MDX」の新型プロトタイプを初公開。市販モデルは2021年初旬にデビュー予定

 ホンダが展開する高級車ブランドのアキュラ(Acura)は10月14日(現地時間)、第4世代となる新型MDXのプロトタイプを発表した。

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 MDXはアキュラ・ブランドの旗艦3列シートSUVに位置し、北米市場で高い人気を誇るモデルである。日本市場では初代モデル(YD1型)が「ホンダMDX」として、2003年から2006年まで輸入販売された。

 今回の全面改良は、「アキュラ史上、最もプレミアムで、高いパフォーマンスと環境性能を誇るSUV」になると宣言する。また、先ごろ発表されたプレミアムサルーンの2代目TLXに続き、高性能バージョンのタイプSをラインアップする予定だ。

 エクステリアに関しては、アキュラ・ブランドの次世代デザインの方向性を示すアレンジを随所に採用する。全体のフォルムは、直立したフロントエンドとボリューム感を持たせたフェンダー、流れるようなラインを描くルーフ造形などによって、力強くかつロー&ワイドなアピアランスを創出。フロントマスクはレースカーの「ARX-05」をモチーフとし、立体的な大型ダイヤモンドペンタゴングリルに、“Chicane(シケイン)”と称するLEDデイタイムランニングライトを内蔵した4連の“JewelEye(ジュエルアイ)”LEDヘッドライト、彫りの深いボンネットを配して、精悍で存在感あふれるフェイスに仕立てた。一方、サイドビューは従来比で3インチ(7.62cm)ほど伸ばしたホイールベースなどでキャビンルームの広さと快適性をイメージさせ、同時に21インチのホイールを組み合わせて足もとの逞しさを強調する。そしてリアセクションは、横長でアレンジした“Chicane”LEDコンビネーションライトやリアゲートと一体造形で仕立てたバンパーなどによって、スタイリッシュかつ印象的な後ろ姿を具現化した。

 内包するインテリアは、アキュラならではの上質なデザインと最高レベルのクラフトマンシップを高度に融合させたことが特徴。また、ユーザーの好みに応じてカスタマイズできる12.3インチのドライバーメーターや12.3インチの最新世代タッチパネル式フルHDセンターディスプレイ、25スピーカーのプレミアムオーディオシステムなどを配した先進の“Acura’s all-digital Precision Cockpit(アキュラ・オールデジタルプレシジョンコクピット)”を採用する。一方、キャビン空間では3列席すべてでより広い足もとスペースとヘッドクリアランスを確保したことが訴求点。合わせて前席には新設計のスポーツシートを装備し、さらに3列席すべてで専用アレンジのキルティングやグラデーション、高コントラストのステッチおよびパイピングを施す。表皮にはエボニーレザーとライトオーキッドレザーを設定。マルチモードのマッサージ機能も組み込んだ。

 パワーユニットについては、i-VTECバルブトレインを組み込んだ3.5リットルV6エンジンを搭載。トランスミッションには、専用セッティングの10速ATを組み合わせる。また、タイプSには3リットルV6ターボエンジンを採用し、アキュラ・ブランドSUVの最上スペックとなる最高出力355hp/最大トルク354lb-ftを発生。駆動機構は第4世代のSH-AWDを設定した。一方、プラットフォームには新開発の“all-new light truck platform”を採用し、シャシー面ではフロントサスペンションにMDX初のダブルウィッシュボーン式を導入。さらに、制動機構にはブレンボ製4ポッドブレーキキャリパーを装備した。

 市販モデルの新型MDXは2021年初旬に北米市場でデビュー予定。また、高性能バージョンのタイプSは同年夏のリリースを計画する。日本での発売は未定だが、3列シートSUVに対する一定の需要は確実に存在することから、ぜひ導入を期待したいところである。

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みんなのコメント

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  • フォルムがマツダCX-8にそっくりダナ〜。でもかっこいい。頑張れホンダ。
  • アメリカでのド定番SUVであるホンダCR-Vすら「高すぎて買ってもらえない」日本市場において、
    アキュラMDXが売られるワケがなかろう。。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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