マツダは、ピックアップトラックの『BT-50』改良新型をオーストラリアで発表した。デザインの大幅な変更、安全性の向上、機能性の追加、新しいアクセサリーの導入など、多岐にわたる改良が施されている。
BT-50は2020年にフルモデルチェンジして以来、オーストラリア市場を中心に、あらゆる状況で頼れる相棒としての評価を確立してきた。今回の改良は、これまでで最大規模となる。
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改良新型BT-50の外観は、マツダの「魂動デザイン」をさらに進化させ、オンロードでもオフロードでも力強さを感じさせる姿勢を強調している。特に前面のデザイン変更が目を引く。ユニークなLEDヘッドランプを新しいラジエーターグリルとバンパーが囲み、バンパーには空力効率を高め実燃費を向上させる「エアカーテン」が採用されている。
リアデザインも大きく変更され、テールゲートの下端にリッジデザインが施されたほか、新しいLEDテールランプと大型化されたマツダロゴにより、独特の存在感を放っている。
内装もアップデート。新しいインフォテインメントシステムが人間機械インターフェース(HMI)の中心となり、最大9インチのセンタータッチスクリーンに統合されている。画面下にはタッチスイッチが配置され、使いやすさと視認性が向上した。また、画面の両側には音量調整ダイヤルとチューニングダイヤルが設けられている。
メーターには最大7インチのマルチインフォメーションディスプレイ(MID)が新たに搭載され、接続性の向上、ユーザーによるカスタマイズ、センタータッチスクリーンとの連携による有用な情報表示が可能になった。
先進運転支援システム(ADAS)の設定へのアクセスが容易になったほか、センターディスプレイには車両のステアリング角度や傾斜角度のリアルタイム表示、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)の状態、ドライブモード/デフロック状態、ラフテレインモードなど、これまでMIDに表示されていた情報も表示されるようになり、走行中により詳細な情報が得られるようになった。
USB-Cソケットの追加や、既存のワイヤレスApple CarPlayに加えてワイヤレスAndroid Autoの統合により、乗員の快適性も向上している。ドアトリム、コンソールリッド、ダッシュボード中央のトリムも微妙ながら効果的に素材が更新され、グレードによっては茶色から黒のレザートリムに変更されている。
フラッグシップモデルでは、黒とテラコッタ色のMaztexレザーシートトリムに合成スエードを組み合わせたオプションが用意され、視覚的な魅力を高めている。この鮮やかな内装には、フロントシートのヘッドレストに「BT-50」の文字が刺繍されており、BT-50専用の新色「レッドアースメタリック」とも調和している。
先進運転支援システムも包括的にアップグレードされ、新しいフロントステレオカメラにより車両の視野が2倍に拡大している。
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