RBのダニエル・リカルドは今シーズンの開幕から苦戦が続いてしまっている。この状況にチーム代表のローレン・メキーズは、リカルドに快適に走らせることのできるクルマを用意する必要があると語った。
リカルドは先日行なわれた母国戦オーストラリアGPで、チームメイトの角田裕毅に完敗。予選ではリカルドがQ1敗退を喫する一方で、角田はQ3まで進出し、さらに7位入賞も果たした。
■早期のシート喪失も噂されるリカルド、”ノイズ”を排除し集中「自分の進むべき道から逸れないように……」
リカルドは予選のアタックラップの感触は良かったというが、角田との間にあるギャップには「困惑している」と語っていた。
開幕から3戦連続で角田に後れを取っていることで、リカルドには厳しい視線も向けられているが、チーム代表のメキーズはリカルドを信じており、より快適に感じられるマシンを与えられるようにしなければいけないと語った。
「実際のところ、我々は彼にもっと快適に感じられるクルマを用意しなくてはならないんだ」とメキーズ代表は語る。
「ユウキはここ(オーストラリア)でFP1から非常に快適に感じられるクルマを手にしていた」
「ダニエルはおそらく、予選になってその段階に達しており、そこから築き上げていく必要に駆られている。そして我々としては、レースで彼は確かにそこ(快適な段階)まで来ているという風に感じているんだ」
「彼は今日、ポイントを得たドライバー達と同じくらい速かった。つまりリカルドはもっとまともなスタート位置でなら、ポイントを争っていただろう」
「ダニエルが最後尾からのスタートだったとしても、非常に力強いレースを示したという点は、我々が得られたポジティブな証だ
またRBのピーター・バイエルCEOは、角田と予選パフォーマンスを比較した際にリカルドは自らに厳しすぎたと示唆し、メキーズ代表同様にリカルドはスタート位置を考えると強力なレースを展開したと語った。
「彼はデータを少し誤解していたところがあると思う」
「我々は彼とデータを見てきたが、最終的にダニエルが予選でペースを取り戻したことをポジティブに捉えている。もし初日に彼がそのラップを刻めていれば、彼はそこを起点に築いていけたはずだ」
「そして正直に言って、彼は予選でもトップ10に入っていただろうと私は確信している。それは考えておくべきだ」
「日曜(決勝)はトラフィックやレース運び、自らのコース上のポジションや、オーバーテイクが楽なコースかどうかなど、そういった面からも難しいものがある」
「正直なところ、彼はいい仕事をしたし、堅実な仕事ぶりだった。我々はここで確かめたものを、更に発展させられると確信している」
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