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低迷アルピーヌF1、技術部門の主要メンバー離脱を正式発表。新たに“3本柱アプローチ”による体制をスタート

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低迷アルピーヌF1、技術部門の主要メンバー離脱を正式発表。新たに“3本柱アプローチ”による体制をスタート

 アルピーヌF1チームは、3月4日、技術部門の組織変更を発表した。開幕戦バーレーンの週末、アルピーヌのテクニカルディレクターのマット・ハーマンと空力責任者であるディルク・デ・ビアがチームから去ることを決めたと報じられた。今回、チームはそれを正式に認め、新体制を公表した。

 アルピーヌは、ハーマンとデ・ビアの離脱を明らかにするとともに、シャシーサイドの技術部門に新たに“3本柱のアプローチ”を採用し、テクニカルディレクターを社内から3人起用することを発表した。エンジニアリング担当テクニカルディレクターにジョー・バーネル、空力担当テクニカルディレクターにデイビッド・ウィーター、パフォーマンス担当テクニカルディレクターにシアロン・ピルビームが就任。3人はチーム代表ブルーノ・ファミンの直属として、緊密に連携して働く。

シーズンの厳しいスタートを切ったアルピーヌF1。テクニカルディレクターと空力責任者が離脱か

 パワーユニット担当テクニカルディレクターは、引き続きエリック・メイニャンが務める。エンストンの車体ファクトリーのCOOジョン・ウッズ、ビリー・シャティヨンのパワーユニットファクトリーのCOOオードリー・バストルーが、チームメンバーを率いて、ファクトリーでの開発の指揮をとる。

 今回の体制変更発表に際し、チームは、「F1世界選手権で期待外れの結果が続いた後、この決定が下された。チームは2022年に(コンストラクターズ選手権)4位だったが、2023年には6位に落ち、グリッドの先頭に立つという野望において、いくつかの重要な目標を達成できなかった」と述べている。

 バーレーンGPでアルピーヌは苦戦し、エステバン・オコンとピエール・ガスリーは、予選で19番手と20番手、決勝では17番手と18番手に沈んだ。

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