F1に11番目のチームを加える可能性を巡る議論が続くなか、マクラーレン・レーシングのCEOザク・ブラウンは、アンドレッティ・キャデラックの参入の取り組みを支持するという珍しい声を上げた。
ブラウンは、世界的な視聴者数の増加、幅広いファンへの取り組み、より競争の激しいレース環境を挙げ、グリッドの拡大はF1に大きな恩恵をもたらすと考えている。アンドレッティは今年10月にFIAから承認を受けたものの、F1自体と関係者の大部分からの抵抗があり、チームのF1への道は依然として不透明なままだ。
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こうした抵抗は、チームの収益が希薄化する可能性と、追加チームに対応する際に課題があるとの認識から生じている。これらの懸念を和らげるために、アンドレッティとキャデラックのパートナーシップはさらに勢いを増している。キャデラックは2028年シーズンからエンジンサプライヤーとなる計画で、このことはアンドレッティのF1への野望を大きく後押しする可能性がある。新たなエンジンサプライヤーの追加により、F1に新しい力関係やライバル関係が生まれることも考えられるだろう。
アンドレッティ・キャデラックのエントリーにまつわる議論が激化するなか、F1について戦略的視点と深い理解をもたらすブラウンの支持には重みがある。アンドレッティ家と親しく、ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド・スーパーカーのチームでパートナーとなっているブラウンは、F1がアンドレッティ・キャデラックを受け入れることの“長所と短所”について、ポッドキャスト『Track Limits』のなかで次のように述べた。
「長所は、パイの拡大の助けになるということだ。そのパイとは何よりもファンだ。そしてテレビ収入だ。それはある市場での露出を増やすことになり、より多くのスポンサーを呼び込む助けになる可能性がある。それからレーストラックでの興奮だ」
「短所は、パイが大きくならない場合、単に同じサイズのパイを分け合うことになる。それが多くのチームが考えていることだと思う」
アンドレッティはまだF1との交渉を行っていない。先月、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、アンドレッティの立候補を適切に評価するには時間がかかるだろうと示唆し、彼らの運命を決めるのに急いではいないと明かした。
「この点に関しては商業面でのプロセスがある。用意が整い次第我々は答えを出す」とドメニカリは語った。
「我々はこの件でプレッシャーを感じていない。正しい仕事をする必要がある。それが我々の義務だ」
アンドレッティ側から明確な提案が提出されるまでは、交渉結果については推測することしかできない。ブラウンも、「実際の提案については、我々は誰もそれほど情報を持っていないので、誰もが意見を求めて走り回っている」と話した。
「何が提案されているのか、私は具体的なものを見ていない」
「私の考えでは、それがより多くのファン、収益、より有利なテレビ契約など、スポーツに付加価値をもたらし、パイが大きくなるのなら、その11切れ目のパイが欲しい。パイの10分の1が100倍としたら、それによって1000倍になるだろう」
「だが最終的にチームはこの件について投票権を持っていないので、彼らが価値をもたらすか否かについてF1とFIAが決断を下すのに任せる必要がある。誰もが意見を持っていると思うが、実際の提案について十分に説明された者は誰もいないのだ」
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