2024年F1バーレーンGPの木曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=9番手/フリー走行2=1番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=7番手/フリー走行2=2番手だった。
FP1ではふたりともミディアムタイヤのみで走行。予選および決勝と同コンディションのFP2でソフトタイヤも投入し、ハミルトンは2番手のラッセルに0.206秒差をつけてトップに立った。
F1バーレーンGP FP2:ハミルトンが最速、初日はメルセデスが1-2。フェラーリ、マクラーレン、レッドブルが続く
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、「先週のテストの後、一番心配していたのは、シングルラップのペースだった」と語る。
「グランプリのためにここに戻って来る前に、ドライバーふたりにシミュレーターに乗ってもらった。今日の走行を見る限りでは、改善したようだ」
「もちろん、パワーユニットのモード、搭載燃料量などによって、明日タイムを向上させる余地が十分あるマシンが何台かあるから、浮かれてはいない」
「ロングランデータにおいても僅差であるようだ。テストで見たとおり、(レッドブルのマックス・)フェルスタッペンが依然として余裕をもって先頭に立っているが、彼の後ろでは、残りの表彰台の席をめぐって、タイトな戦いが繰り広げられることになるだろう」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=9番手(1分33秒302:ミディアムタイヤ/22周)/フリー走行2=1番手(1分30秒374:ソフトタイヤ/25周)
FP1では風がすごく強くて、コースコンディションはテスト時とはかなり異なっていた。
他のみんなに対して自分たちがどのような位置にいるのか正確には分からなかったけれど、FP2はポジティブなセッションだった。
マシンのフィーリングは良かったが、先走って結論を出すことはできない。もっとパフォーマンスを引き出せることは分かっている。ロングランペースに関しては、レッドブル勢と戦えるレベルではない。
とは言っても、全体的には昨年よりもマシンにはるかに満足している。良い改善ができているし、以前よりもかなりレースカーに近い感じがするんだ。ここから築き上げていくためのとても良いプラットフォームになっているよ。あとは黙々と努力し、追いかけ続けるだけだ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=7番手(1分33秒251:ミディアムタイヤ/25周)/フリー走行2=2番手(1分30秒580:ソフトタイヤ/23周)
プラクティス初日を終えた時点で浮かれるつもりはない。僕たちの予選ペースは力強かったように思う。テスト後にいくつか変更を施した結果、予想を上回る改善が見られた。
とはいえ、最終的にはロングランのペースが重要だ。フェルスタッペンが余裕で最速で、フェラーリ勢、マクラーレン勢、アストンマーティン勢とはかなり接戦だ。このグループのなかで真の戦いを繰り広げることになるだろう。
それでも今日の内容には満足している。マシンのパフォーマンスは良好だからね。これから腰を落ち着けて、主だった改善点がどこから来たのかを理解し、それを維持できるよう努める。土曜の夜(の決勝で)、良いポジションをかけて戦いたいね。
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