ニッサン、新型エクストレイルを発表。e-POWERを採用して9年ぶりにフルモデルチェンジ

　日産自動車は2022年7月20日、本格SUV『エクストレイル』をフルモデルチェンジし、7月25日に発売を開始すると発表した。駆動方式はFFと4WD（e-4ORCE）を揃え、車両価格は319万8800円～449万9000円。なお、FFモデルの発売は、2022年秋を予定している。
　
　9年ぶりのフルモデルチェンジとなるエクストレイル。4代目となる新型はシリーズハイブリッドe-POWERの第2世代と、ニッサン独自の可変圧縮比エンジンVCターボを採用。常用域から加速時までエンジン回転数を抑え、高い静粛性を実現する。プラットフォームも刷新し、高剛性なボディと徹底した遮音構造がe-POWERの走りの魅力を高めている。

　また、電動駆動4輪制御技術e-4ORCEを新たに搭載。前後2基の高出力モーター、左右のブレーキを統合制御することで、4輪の駆動力を最適化し、雪道や山道の走破性に力を発揮するとともに、市街地などの日常使いなど、あらゆるシーンや路面状況において、快適な乗り心地を提供する。

　エクステリアは、初代から受け継ぐタフな力強さに、上質なエッセンスを加え、SUVらしい逞しいプロポーションに仕上げられている。ヘッドランプは、上段にポジションランプとターンランプを、下段にメインランプを配置した2階建て構造を採用している。

　リヤコンビネーションランプのシグネチャーは、視認性が高く、無垢のインナーレンズには日本の伝統的な切子パターンからインスピレーションを得た精密でキラキラと光り輝く加工が施されている。

　インテリアはタフさと上質さを両立させたデザイン。コンソール部分を宙に浮かせたブリッジ構造のセンターコンソールには、ラージサイズのカップホルダーを用意し、コンソール下にはディッシュボックスなどが収納できる。また、アームレストも兼ね備えるコンソールリッドは、収納物が取り出しやすい観音開きを採用している。

　インテリアのシート素材には、ブラックのファブリックに加え、ニッサンが独自で開発を行い初採用となる、しっとりとした肌触りと包まれる心地よさをもたらす次世代シート素材『テーラーフィット』、タン色のナッパレザー、アウトドアアクティビティに役立つセルクロスを使用した防水シートの合計4種類を用意している。

　ボディカラーは2トーン5種類、モノトーン7色の全12色を用意。なかでも、初代からエクストレイルのイメージカラーとして親しまれ、深紅のバラからインスピレーションを受けて鮮やかさと深み感を増した、日本市場初となる“カーディナルレッド”や、シャンパンのような上質でエレガントな色合いの“シェルブロンド”と“スーパーブラック”の2トーン、そしてタフで力強さの象徴となる“ステルスグレー”などを揃える。

　車両価格はFFモデルが319万8800円から429万8800円。4WD（e-4ORCE）モデルが347万9300円～449万9000円。FFモデルの発売時期は、2022年秋を予定している。

Comments

ちょうどいい大きさの車がなくなってでかい車がどんどん増える。

これマイナーチェンジで導入したんですよねってくらい遅い