レッドブルは、F1第10戦イギリスGPの初日、マックス・フェルスタッペンが4番手、セルジオ・ペレスが7番手に終わった。
FP1はウエットコンディションとなり、レッドブルの2台はタイムを計測せず。周回数も3周ずつと、最低限の走行で60分のセッションを終えた。FP2はドライコンディションとなったが、予選や決勝に向けてわずかな時間でマシンのセットアップを行なうことが各チームの急務となった。
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結果的に、フェラーリのカルロス・サインツJr.がルイス・ハミルトン(メルセデス)とランド・ノリス(マクラーレン)を抑えてトップとなった。レッドブルは、フェルスタッペンがサインツJr.からコンマ2秒差の4番手、ペレスは0.8秒以上遅れ7番手となった。
ペレスは、チームがシミュレータで準備してきたマシンとは「何マイルも違う」感じだったと語り、予選に向けて一晩で多くの作業をする必要があると語った。
「今日はあまりいいセッションではなかった。シミュレータで準備してきたものとは何マイルも違うんだ」
「何かが起こっているのだと仮定して、それを理解することが必要だ。ごく短いロングランでもそんな感じだった。だから素晴らしいスタートではなかった」
ペレスは空力的な問題が苦境の背景にあることを明かし、チームが修正できるかどうか確信できていないようだ。
「空力の面でいくつか(問題の原因だという)疑いがあると思うけど、当然あまり詳しくは言えない」
チームがこの状況を修正できるかという質問には、次のように答えている。
「かなり、かなり難しいと思うけど、僕たちはこれまでにもそうしてきたし、正しい方向に持っていくことができれば……」
「高速コーナーでは自信が必要だから、自信を取り戻すことができれば大丈夫だと思う」
「フェラーリは強そうに見えたけど、特別なことじゃない。明日の予選では彼らと肩を並べられるようにしたい」
フェルスタッペンは、FP1を走れなかったことでチームにとって正しいセットアップを見つけるための時間が少なくなり、難しい状況となっていることを認めた。
「もちろん、FP1で走らなかった後はFP2がちょっとした推測の世界になってしまってトリッキーなんだ。通常、FP1はビルドアップの時間だからね」
フェルスタッペンはそう説明した。
「理想的ではなかったかもしれないけど、大きな問題でもない。何が課題なのかわかったし、それを一晩でやってみるよ。でも、明日はおそらく雨だろうから、また違うコンディションになるだろうけど、OKだ」
「(FP1がないことが)うまくいくこともあれば、そうでないこともある。今回はおそらく素晴らしくはなかったけど、悪くもなかったんだ。タイヤも含め、まだ検討しなければいけないことがある」
「ここは高速コーナーが多く、タイヤの摩耗が激しいので、タイヤマネージメントが非常に難しいんだ」
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マシンもダウンフォースが足りない