メルセデスAMGは、2025年のWEC世界耐久選手権・LMGT3クラスの出場権を確保する見通しについて、FIA国際自動車連盟およびACOフランス西部自動車クラブと協議を続けていると、同社のカスタマーレーシング責任者であるステファン・ウェンドルは述べた。申請の締め切りが迫るなか、同クラスへの参戦を希望するチームからのエントリー申請は、まだ提出されていないという。
■IMSAのトルクセンサー導入も追い風に
メルセデスAMG、ル・マン/LMGT3参入に向け交渉を続ける。ELMSを糸口にする可能性も
アウディとともに、LMGT3ファーストシーズンのカスタマーエントリー枠を逃したメルセデスは、ランボルギーニが2025年にハイパーカークラスとLMGT3クラスの両プログラムから手を引いた場合、代替エントリーの最有力候補と見られている。
ランボルギーニからの公式決定が発表されているわけではないものの、メルセデスAMGは、この機会が訪れた場合に備えて舞台裏で準備を進めているようだ。
「このスロットへの扉が開かれれば、我々は参戦に興味を持っているし、オープンな体制にある」と、今週末のFIA GTワールドカップの開催地であるマカオで、ウェンドルはSportscar365に語った。
「ただ、今のところは参戦に関して、とくに約束できる情報はない」
さらに、月曜日の締め切り前にチームがエントリーリクエストを提出してきたのかどうかを尋ねられると、「まだだ」とのみ答えて詳細は明かさなかった。
メルセデスAMG LMGT3での参戦に際して、来季までの極めて短い期限内に体制構築を実現できる可能性のあるカスタマーは、1チームしか残されていないと、Sportscar365は理解している。
しかしウェンドルは、メルセデスAMGがGTDクラスでマニュファクチャラー選手権王座となったIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップにおいて、2025年にトルクセンサーが導入されることになれば、WECのLMGT3技術規則(センサーも適用)に自社の車両を適合させるのが「容易になる」と認めた。
「我々はしばらく前から近いものを開発してきた」と彼は語る。
「トルクセンサーなどの開発は、エンジンマップ全体を変更し、ECUのプログラミング全体をクローズド・ループシステムで再調整する必要がある。そのために、ダイナモシャシー上でソフトウェア類を改善するテストを継続的に行ってきた」
「この開発は現在も進行中のものであり、必要なドライバビリティの確保のためにも重要なことだ。さらにこの開発プログラムがあるという点では、追加のホモロゲーションも簡単に取得できるはずだ」
■「近い将来」にハイパーカープログラムはない
メルセデスにとって、2025年のLMGT3への取り組みは可能と思われるが、ウェンドルは、今後数年間にプロトタイプマシン、つまりLMDhまたはLMHカーでグリッドに並ぶ可能性については否定している。
「我々はハイパーカーを見て分析し、参加するための検討も行っている。なぜなら、素晴らしいカテゴリーであり、素晴らしい競争があることは明らかだからだ」
「ただ残念ながら、我々はハイパーカーを持っておらず、近い将来でも発表する予定はないだろう」
ハイパーカーへの参入は未定であるとしたメルセデスAMGは、2026年に現行のGT3マシンの改良型であるEVOモデルを発表する予定であり、これはこのメーカーが現在進めている短期的プログラムの大部分を占めているとみられる。
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