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スーパーGT鈴鹿メーカーテストは2日間の走行を終える。各メーカーとも多くのプログラムをこなす

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スーパーGT鈴鹿メーカーテストは2日間の走行を終える。各メーカーとも多くのプログラムをこなす

 1月26日、三重県の鈴鹿サーキットでスーパーGT GT500クラスの3メーカーの車両が参加したニスモ主催のメーカーテスト2日目が行われた。この日も午前は6台、午後は8台の車両が走行し、2022年の開幕に向けた空力開発をはじめとしたさまざまなテストプログラムがこなされていった。

 走行初日となった1月25日に続き、鈴鹿サーキットで行われたスーパーGTメーカーテスト。前日から車両の顔ぶれは変わらず、ニッサンZ GT500が開発車両の230号車を含め5台が参加。またトヨタGRスープラ勢はTGR TEAM WedsSport BANDOHの19号車、開発車両の90号車が参加。ホンダ勢はAstemo REAL RACINGの17号車が参加した。

3メーカーのGT500マシンが集い鈴鹿でメーカーテストがスタート。各車とも空力パーツに変化あり

 このうち、前日同様にヨコハマを履く2台はテスト時間の関係で午後のみの走行に。またGRスープラ開発車の90号車は、ヘルメットから山下健太が午前、午後ともに走行していることが確認できた。

 今回のテストでは、2022年に向けたフリックボックス、ラテラルダクトやミラーステーなど、空力の開発が進められており、ダズル迷彩が施されたニッサンZ GT500でも、非常に細かなパーツの違いがあることが確認できた。またトヨタGRスープラ、ホンダNSX-GTも同様で、複数のパーツで非常に細かな詰めの作業が進められている様子がうかがわれた。その他にも車両各部、さらにタイヤ、ホイール等も含め、開幕へ向けさまざまな作業が行われている。

 前日同様、冷え込みこそ厳しいものの晴天に恵まれた2日間のテストでは、10時からスタートした午前は1分44秒515をマークした23号車ニッサンZ GT500がトップタイム。12号車、3号車とニッサン勢がトップ3を占め、90号車GRスープラ、17号車NSX-GTと続いた。午前は走行した全車が4周以上をこなしており、4台が1分44秒台のタイムをマークしている。

 14時からの午後の走行はヨコハマを履く2台が加わり8台が参加。この日も終盤まで赤旗は出なかったが、残り15分ほどというところで、山下がドライブしていたGRスープラの開発車両の90号車がNISSINブレーキヘアピンでコースアウト。トラブル等ではないようで、大きなクラッシュにはならなかったが、赤旗が提示され10分間延長された。

 午後のベストタイムは17号車NSX-GTの1分44秒894で、2番手に90号車GRスープラが1分45秒036、3番手に12号車Z GT500が1分45秒683で続いた。午後も多い車両で56周をこなしており、積極的に走り込んでいる様子が感じられた。

 今回は3メーカーが今季初めて集まったテストとなったが、各メーカー、チームでどんなプログラムをこなしているか分からない状況とはいえ、ニッサンZ GT500については「速い」という声も聞かれた。特にZ GT500に代わりドラッグが減ったと言われているが、GT-Rが得意だった鈴鹿でもタイムが出ている状況には、ニッサン勢としても手ごたえがあった様子だ。

 もちろんトヨタ、ホンダともそれに負けじと開発を進めており、やはり実際の勢力図は公式テストが始まるまでは分からないだろう。とはいえ、2022年の熱戦を期待させるメーカーテストとなった。

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