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元F1ドライバーで現役退いたマーク・ブランデル、新チームを立ち上げ英国ツーリングカーに復帰

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元F1ドライバーで現役退いたマーク・ブランデル、新チームを立ち上げ英国ツーリングカーに復帰

 2019年シーズン限りでドライバーからの現役引退を表明した元F1ドライバーのマーク・ブランデルが、最後のシーズンを過ごしたBTCCイギリス・ツーリングカー選手権に新たな立場で関与すると発表。ショーン・オランビー率いるAmDチューニング.comのうち、FK2ホンダ・シビック・タイプRを走らせるプログラムにジョイントし、新チーム“MBモータースポーツ”を立ち上げるとアナウンスした。

 F1時代にはマクラーレンや、ティレル、リジェ、ブラバムなどで活躍し、プジョーとともにル・マン24時間レース総合優勝も達成したブランデルは、長いブランクを経て2019年に地元の世界的ツーリングカー選手権に初挑戦。

BTCC:2019年インディペンデント王者はフォード陣営のモーターベースに復帰移籍

 その52歳のシーズンオフをもって現役ドライバーから引退することを表明したばかりのブランデルは、すぐさまBTCCの世界にカムバックを実現し、ホンダの2台体制プログラムであるAmDのチームに「戦略的同盟」としてジョイントし、新たに監督に就任。オランビーは代表職に留まる体制を発表した。

「2019年に改めて自国のツーリングカー選手権にエントリーし、このシリーズがどれほど優れたプラットフォームであるか、心から感銘を受けたことは秘密でもなんでもない」と、BTCCの高いコンペティションレベルを目の当たりにしたブランデル。

「明らかに苦戦した(笑)。BTCCをよく知る人物なら、誰に尋ねたってその高い競技性と予測不可能なレース結果こそ、ツーリングカーの魅力そのものだと答えるだろう」

「自分のキャリアがこのタイミングに達した段階で、モータースポーツに関わることがより楽しめるようになった。この機会は私にとっての新たな挑戦であり、(自身が率いるマネジメント企業の)MBパートナーズとその所属メンバーや支援者たちのグローバルなブランド価値向上に寄与するだろう」

 ブランドルが創設したこのマネジメント企業は、現在ゲイリー・パフェットやマイク・コンウェイ、トム・ブロンクビストにカラム・アイロットら多くのドライバー陣が在籍している。

「その視点でも、優れた運用を続けてきたショーン(オランビー代表)のチームには多大な経緯を払っている。そこに我々がジョイントし、こうしてMBモータースポーツを立ち上げられたことは、トラックの内外で優れたポートフォリオと効果的なプラットフォームが構築できたことを意味するんだ」

 一方、オランビーも新たなパートナーシップを歓迎し、ブランドルの名を冠したMBモータースポーツは、BTCCの最高峰にチャレンジすることが可能なチームに成長するだろう、と意気込みを語った。

「こうしてマークと彼の組織であるMBパートナーズと協力することは、私たちチームにとっても大きなメリットになる。今回の発表は、BTCCでの我々にとって新たな章の幕開けを意味するんだ」と続けたオランビー代表。

「マークは昨年、このチャンピオンシップがどれほど難しいかを身を持って知ったわけだが、その経験ゆえに彼は私たちの運営に新しいレベルのディテールと、プロセス、技術的水準をもたらすべきだと考えてくれたんだ」

「私も個人的に、マークとは長年にわたる付き合いを続けてきたが、一緒に仕事をする方法を常に語り合ってきた。今、ようやく正式にその機会を得たことになる。BTCCのシリーズとしての伝統、マークの世界的な経験と知名度、そしてMBパートナーズの商業的専門知識を組み合わせることで、我々チーム全体を確実に新たなステージへと引き上げることになるだろう」

 2020年シーズンのFK2シビックには、ブランドルの元チームメイトであるジェイク・ヒルと、新加入のサム・オズボーンの起用が発表されているが、チームによれば開幕戦のドニントンパークまでに「さらに多くの発表が予定されている」という。

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