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マクラーレンF1、ベルギーGPで”急ぎの仕事”が判明……「現実のチェックになった」とチーム代表

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マクラーレンF1、ベルギーGPで”急ぎの仕事”が判明……「現実のチェックになった」とチーム代表

 マクラーレンF1のアンドレア・ステラ代表は、F1ベルギーGPが“現実のチェック”になったと考えており、チームは露呈した弱点に対して緊急の仕事が必要になったと語った。

 オーストリアGPからマシンに大型アップデートの投入を開始したマクラーレン。彼らはこれによってパフォーマンスを上げ、イギリスGPとハンガリーGPでランド・ノリスが連続表彰台を獲得する好調を示していた。

■やらかし再び。今度はレッドブルがトロフィーを破壊|F1ベルギーGP

 しかしベルギーGP決勝でマクラーレンは厳しいレースとなった。最終的に7位で完走したノリスはミディアムタイヤとハードタイヤで戦闘力を欠いており、「どうやって7番手でフィニッシュしたのか分からないよ。正直、ほとんどの部分で最後尾を走っているような感覚だったんだ」とコメントしている。

 ステラ代表はベルギーGP終了後の取材に対し、今週末は「現実のチェック」になったと評価しており、チームは夏休み明けに待つイタリアGP(モンツァ)に向けても引き継がれて来るだろう弱点を解決するために、取り組む必要のある「緊急の仕事」があることが示されたと語った。

「今週末のことは、我々に何処にすべき仕事があるかを教えてくれたよ」

 ステラ代表はそう語る。

「マシンはいくつかの部分で改善された。それは確認済みだ。しかし同時に、今週末のことでまだ取り組めていない領域も確認されたんだ」

「我々にとって今回のことは、まだやるべき仕事があるという現実のチェックとなっていて、それらの領域に早急に対処する必要があることが確認された」

「早急にやらなくては、というのは夏休み明けの2戦目にモンツァ戦があるということも背後にある。モンツァでは、スパでのようなレースにはしたくない」

「だからマクラーレンはこの状況を解決するための緊急の作業を行なう必要がある」

 マクラーレンがベルギーGPで苦戦した背景には、ここ最近の大型アップデートの導入のために設計と生産リソースを使ってきたことがある。大型アップデートとのトレードオフの関係から、彼らは低ドラッグのリヤウイング無しで高速サーキットに適応しようとしていた。

「この構成がこれまでのアドバンテージになっていたとはいえ、それが重要な問題になり始めていたことは我々も率直に認めなくてはならない」とステラ代表は言う。

「全体的に今週末からはいくつかの学びがあったと思う。こうした形は必ずしも我々が望んでいたようなものではない」

「低ドラッグ時のマシンの効率性を改善することが、ToDOリストに加えられている。だがこの項目は過去数ヵ月我々が取り組んできたことより、優先度が低かったんだ」

 なおノリスはマクラーレンが直近のアップデートに注力したことによる影響がセットアップなどに影響があったのではないかと示唆していた。しかしステラ代表はそれとは無関係だと否定した。

「アップデートに集中していたことと、スパでのセットアップの決定との間では、相関関係は無いと私は考えている」

「本当の相関関係は、我々は他のことに取り組むのに忙しくて、低ドラッグのリヤウイングにとりかかる時間が無かった、ということだ」

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