現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 表彰台のチャンスからコースオフ、赤旗で救済……ストロール、波乱万丈なレースに「心が折れそうだった」

ここから本文です

表彰台のチャンスからコースオフ、赤旗で救済……ストロール、波乱万丈なレースに「心が折れそうだった」

掲載
表彰台のチャンスからコースオフ、赤旗で救済……ストロール、波乱万丈なレースに「心が折れそうだった」

 アストンマーチンのランス・ストロールは、F1オーストラリアGPの浮き沈みのあるレース展開に「心が折れそうだった」と語っている

 ストロールはオーストラリアGP終盤を7番手につけていたが、2度目の赤旗後に行なわれた都合3度目のスタートで一時3番手まで浮上した。

■F1分析|見た目は大混乱。しかし実際には手に汗握る接近戦だったオーストラリアGP……それでもフェルスタッペンの余裕は垣間見える

 リスタート直後のターン1で、3番手を走っていたチームメイトであるフェルナンド・アロンソがカルロス・サインツJr.(フェラーリ)との接触でスピン。5番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)はターン1へのブレーキングでロックアップし、ランオフエリアに飛び出していたこともあって、ストロールは一気にポジションを上げたのだ。

 しかしターン2の立ち上がりでオーバーステア気味となり加速が鈍ったストロールは、サインツJr.に並ばれてターン3へ向かった。ストロールはタイトなイン側でポジションを守ろうとハードブレーキングしたが、グラベルに飛び出して大きく順位を落とすことになってしまった。

 ストロールはこのミスで最後尾までポジションを落とし、表彰台獲得のチャンスはおろか、ポイント獲得のチャンスも失ってしまったと絶望していた。

 しかしFIAは、3度目の赤旗を掲示。順位をリスタート前に戻した上で、セーフティカー先導でファイナルラップを消化することを決定。ストロールは6番手に戻った上、ガスリーがリタイア、サインツJr.がペナルティを受けたため、4位でレースを終えることができた。

 激しいポジション変動を経験したストロールは「ターン3ではかなり心が折れそうだったよ」と語った。

「カルロスに対するディフェンスで右フロントをロックしてしまい、表彰台を捨ててしまったと思った。そうなったら今夜は眠れなかっただろうね」

「あんな悲しみや失望、そして最終的には結果に満足してフィニッシュラインを通過するようなことはこれまでなかった」

 他のドライバーと同様、ストロールもタイヤが冷えていたため、リスタートが特に難しかったという。

「本当に大変だった。タイヤが氷のように冷たかったんだ。ターン2の立ち上がりですでにそれを感じたんだけど、パワーを上げるとクルマが大きくスナップしたんだ」

「ターン3では、アウト側にいたカルロスをかわしながら、コースの汚れた部分を走ったんだ。ブレーキに触れた途端、右フロントがロックしてしまい、マシンを減速させることができなかった」

「土曜日(の予選)でチェコ(セルジオ・ペレス)があそこで脱出できずに止まってしまっていたから、正直なところマシンを戻せただけでもラッキーだった。そして幸運なことに、ポジションを戻すこともできたんだ」

 ファイナルラップの前に、長い時間待たされたことについて、ストロールは次のように語った。

「僕たちが最後の1周を走る前に、(レース終了を)決断することもできたはずだ」

「僕たちには燃料も残ってなかったから、誰も追加で1周走ることは出来なかったと思う。でもファンのためには、もう1周ちゃんとしたレースをした方が良かったのかもしれない」

「それもあって彼ら(FIA)は赤旗下でフィニッシュすることを選ばなかったのかもしれない」

こんな記事も読まれています

やったー!!! 往年の[F1オヤジ]は涙が止まらないんじゃない!? 伝説のマシン[ウィリアムズFW14B]が作れちゃう!!!!!
やったー!!! 往年の[F1オヤジ]は涙が止まらないんじゃない!? 伝説のマシン[ウィリアムズFW14B]が作れちゃう!!!!!
ベストカーWeb
令和に復活!? AE86に突如誕生した「新グレード」G16Eがヤバすぎるんですけど!!
令和に復活!? AE86に突如誕生した「新グレード」G16Eがヤバすぎるんですけど!!
ベストカーWeb
ランボルギーニ、WEC不参加は「撤退」ではなく「休止」。LMDhプログラムはIMSAで継続へ
ランボルギーニ、WEC不参加は「撤退」ではなく「休止」。LMDhプログラムはIMSAで継続へ
AUTOSPORT web
新型[コペン]は1.3L直3ターボのリッターカー!!!!! 本当にデビューするのか!?
新型[コペン]は1.3L直3ターボのリッターカー!!!!! 本当にデビューするのか!?
ベストカーWeb
F1の全10チームが、多様性と包括を改善するための憲章に合意。ハミルトンの慈善団体『ミッション44』が支援
F1の全10チームが、多様性と包括を改善するための憲章に合意。ハミルトンの慈善団体『ミッション44』が支援
AUTOSPORT web
[ランクル300]が注文できるかも!? マイチェン予定が延期に……思わぬ嬉しい誤算とは?
[ランクル300]が注文できるかも!? マイチェン予定が延期に……思わぬ嬉しい誤算とは?
ベストカーWeb
ああぁ懐かしのマツダ流ミニバン[MPV] 今こそマツダにはミニバンが必要だ!
ああぁ懐かしのマツダ流ミニバン[MPV] 今こそマツダにはミニバンが必要だ!
ベストカーWeb
Z世代が「エリーゼ」で「ロータス カップ」に挑戦! 最終戦でついに4台中3位で念願のクラス表彰台ゲット…オフシーズンに修行して参ります
Z世代が「エリーゼ」で「ロータス カップ」に挑戦! 最終戦でついに4台中3位で念願のクラス表彰台ゲット…オフシーズンに修行して参ります
Auto Messe Web
動体検知機能付きで駐車中も安心! KENWOODから前?と後?の同時録画に対応した2カメラドライブレコーダー「DRV-G50W」が登場
動体検知機能付きで駐車中も安心! KENWOODから前?と後?の同時録画に対応した2カメラドライブレコーダー「DRV-G50W」が登場
くるまのニュース
豪華で手頃なサイズが魅力 ジャガー Eペイス UK中古車ガイド オシはD180 見た目より広い車内
豪華で手頃なサイズが魅力 ジャガー Eペイス UK中古車ガイド オシはD180 見た目より広い車内
AUTOCAR JAPAN
ちらり肌見せが今っぽい! SUPER GTの「LEON RACING LADY」はファッショナブルなコスチュームでK2 R&D LEON RACINGをサポート!
ちらり肌見せが今っぽい! SUPER GTの「LEON RACING LADY」はファッショナブルなコスチュームでK2 R&D LEON RACINGをサポート!
Auto Messe Web
ポルシェ、電動モデル『タイカン』に“GTS”と4輪駆動の“4”を追加設定。左ハンドル仕様も初導入
ポルシェ、電動モデル『タイカン』に“GTS”と4輪駆動の“4”を追加設定。左ハンドル仕様も初導入
AUTOSPORT web
トヨタ、ダカールラリーの王座奪還へ。2025年は6台の最新型ハイラックスを投入
トヨタ、ダカールラリーの王座奪還へ。2025年は6台の最新型ハイラックスを投入
AUTOSPORT web
ライバルもフェルスタッペンの選手権4連覇を祝福「すべて彼の力によるものだ」「彼の時代が来たことを裏付けている」
ライバルもフェルスタッペンの選手権4連覇を祝福「すべて彼の力によるものだ」「彼の時代が来たことを裏付けている」
AUTOSPORT web
全長5m超え! 新型「最上・最高級SUV」世界初公開! 奇抜な“一文字ライト”&「3列7人乗り」豪華ラウンジ風内装採用! “メーカー初の機能”も搭載の「アイオニック9」発表!
全長5m超え! 新型「最上・最高級SUV」世界初公開! 奇抜な“一文字ライト”&「3列7人乗り」豪華ラウンジ風内装採用! “メーカー初の機能”も搭載の「アイオニック9」発表!
くるまのニュース
ポルシェの空力モンスターマシン! サーキットで911 GT3 RSを変貌させる「マンタイ・キット」がリリース
ポルシェの空力モンスターマシン! サーキットで911 GT3 RSを変貌させる「マンタイ・キット」がリリース
VAGUE
2026年のF1参戦に関する基本合意について、GM社長は「世界最高峰のシリーズに参加するのは名誉なこと」コメント
2026年のF1参戦に関する基本合意について、GM社長は「世界最高峰のシリーズに参加するのは名誉なこと」コメント
AUTOSPORT web
若手成長株が初ポールから今季最多の3勝目。新型SUV『トヨタ・カローラクロス』も登場/SCB第11戦
若手成長株が初ポールから今季最多の3勝目。新型SUV『トヨタ・カローラクロス』も登場/SCB第11戦
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村