2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソはこれまで、“世界三大レース”と呼ばれるものの内、F1モナコGPとル・マン24時間レースで優勝経験があり、残るインディ500での勝利を目指してきた。
初出場となった2017年のインディ500ではリードラップを記録するなどセンセーショナルな走りを見せたが、エンジントラブルにより完走ならず。2度目の出場となった2019年はセットアップなど様々な面で問題を抱えた結果、無念の予選落ちに終わった。そして2020年のレースでもクラッチトラブルに悩まされて21位フィニッシュだった。
■マクラーレン、アロンソのインディ500予選落ちを”言い訳”せず
2021年にアルピーヌからF1復帰を果たしたアロンソの現在の焦点はF1にある。ただ、栄誉ある“三冠”を目指してきたアロンソは、将来的にインディ500に再挑戦するだろうと考えられていた。
そんな中、インディ500ウィナーのひとりでF1ワールドチャンピオンでもあるジャック・ビルヌーブが最近、アロンソのインディ500再挑戦に懐疑的な見方を示した。ビルヌーブはイタリアのガゼッタ・デロ・スポルトに対し、インディ500に最高の状態で臨むには多くのオーバルレースに参加する必要があることから、アロンソが再び挑戦することは無理があるのではないかと語った。
「彼は挑戦をやめたと思う」とビルヌーブは言う。
「1年目の彼は強かった。しかし彼は1レース走るだけでは勝つことが難しいと気付いた。彼は(インディカー・シリーズの)全てのオーバル戦に参加しなければならないが、それは彼のスタイルには合っていない」
こういったビルヌーブの見解についてmotorsport.comにコメントを求められたアロンソは、インディ500に再挑戦しない可能性があることを認めた。ただし、どういった決断をしようとも、他人の意見に影響されることはないだろうとも述べた。
「僕たちは皆、どのような目標を持ってどのようなレースを戦うかについて、それぞれ違った視点や意見を持っていると思う」とアロンソ。
「他の人が自分の目標や夢について何と言おうとも、僕の考え方や物の見方に影響を与えることはない」
「だから、もし僕が(インディ500を)やるのであれば、三冠という夢のために優勝を目指す。ただ楽しむためにレースをするということはない。でもまたやるかどうかは分からない」
「もし僕がやらないとしても、それは『君は勝てない』と誰かに言われたからではない。もしやらないのであれば、それは僕がモチベーションを感じられなかったということだ」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?