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「誰もやったことがないことに挑戦」Y’z ONEの思いを実現するベンチャー投資のファンディーノの狙いは

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「誰もやったことがないことに挑戦」Y’z ONEの思いを実現するベンチャー投資のファンディーノの狙いは

[PR]この記事にはFUNDINNOの広告・PRが含まれています。

 2023年のGTワールドチャレンジ・アジアで、BMW M4 GT4を走らせクラスチャンピオンを獲得したYZ RACING with BMW M Team Studie。チームの母体である兵庫県西宮市のY'z ONEは9月27日、株式投資型クラウドファンディングサービス『FUNDINNO(ファンディーノ)』を使った投資申込の受付を開始することを発表した。モータースポーツ界でどちらも知名度を上げている両者の試みはどんなきっかけで始まったのか、そしてこのサービスを使ってY'z ONEはどこを目指していくのか、ファンディーノの大浦学代表取締役COO、そしてY'z ONEの片野田洋介代表取締役に聞いた。

GTワールドチャレンジ・アジアでも活躍するY'z Oneが『FUNDINNO』で株式投資型クラウドファンディングを開始

■株式投資型クラウドファンディングサービスとは?
 ファンディーノは、2023年からスーパー耐久シリーズST-Zクラスに参戦するAudi Team Hitotsuyamaをサポートしている。車名もズバリ『ベンチャー投資のファンディーノ Audi R8 LMS』となっているが、『フェアに挑戦できる未来を創る』をコンセプトに、ベンチャー企業を投資で応援することができる、株式投資型クラウドファンディングサービスだ。

 と言っても、投資を行っていない方にはパッとイメージはつかないかもしれない。まず、日本では数多くのスタートアップ企業やベンチャー企業が存在しているが、成長に向けてなかなか投資が集められない状況があるとファンディーノの大浦COOは明かす。

「スタートアップやベンチャー企業といった非上場企業に対して、投資家としてそもそもアクセスする仕組みがほとんどありません。日本のベンチャー投資市場は拡大傾向になっていて、年間で言うと0.8兆円ほどがマーケットとしてありますが、我々はこれはまだまだ小さい市場だと思っています」と大浦COO。

「日本の約0.8兆円に対して、アメリカは約38兆円のマーケットになっています。比べると50分の1くらいしかありません。今後、国として経済成長を支えるベンチャー企業などのイノベーティブな会社が、新しい頂点を目指していくための資金を増やしていかなければなりません」

 そこで、ファンディーノが注目しているのが、投資家に選択の多様性をもたせるということ。まだ実績が出ていないベンチャー企業に対し、ベンチャーキャピタルや銀行などはなかなか投資がしづらい。そこで、多様な投資家がこの領域に入ってこられるようにすべく作り上げたのが、インターネットを通じ、非上場株式に対し、直接投資ができる『株式投資型クラウドファンディングサービス』だ。

 2017年4月からサービスを開始し、累計で100億を超える投資を集めた。300社以上が資金調達を行い、平均で3000万円ほどを集めるプラットフォームとなっている。またユーザーは約12万5000人が集まっているという。投資家数は「右肩上がりに増えていっています」とのこと。

「我々が目指す世界は、こういったインターネットを通じて多様な投資家が投資することができ、非上場企業がその資金を使ってしっかり成長し、成長した上で上場やM&Aを通じて投資家にふたたびお金が入り、また投資ができる……という新たな成長を生む循環サイクルを作っていくのが我々の仕組みです」

 投資に興味がある人は、ファンディーノのホームページを通じて気になるプロジェクトに投資していくことになるが、関心をもってもらえるようなページづくりもファンディーノ側で担当し企業の魅力を伝えている。一般的なクラウドファンディングと異なり、企業が資金を調達し、投資家は株式が得られる。「非上場株式のネットを使った証券会社というのが近いかと思います」と大浦COO。

 現在、金融商品取引法の規制緩和も手伝い、一定以上の資産をもっている人たちにとっては投資がしやすくなっている。2022年9月には、ベンチャー企業の大型調達を可能とした『ファンディーノプラス+』がスタート。IPOやM&Aの可能性が比較的高い、ミドル・レイターステージの企業を中心にエンジェル投資ができるサービスだ。これまで一部のベンチャーキャピタルや海外機関投資家等に限られていたプロ向けスタートアップ投資の機会を提供している。

 また規制緩和にともない、ファンディーノでも大口投資家をいかに獲得していくか、認知を広げていくかが重要になりつつあるという。そこで参入したのがモータースポーツ。「我々もテレビCMを富裕層向けに変えていったりしていますが、メディアミックスという意味でも、そういった人たちがいるコミュニティに当てていくのが重要だと思っています」と、社内の関係性からAudi Team Hitotsuyamaへのサポートが実現し、実際にモータースポーツ界にもその名が知られるようになった。

 Audi Team Hitotsuyamaとは現在も目的を同じくしており、モータースポーツ界を変えるべくさまざまな取り組み展開。さらに多くの企業にもぜひモータースポーツ界に参入して欲しいという。

■「高みを目指していきたい」Y'z ONEの思いがファンディーノに合致
 2010年からスタートしたファンディーノの大浦COOと、Y'z ONEの片野田代表の出会いは実はクルマ、モータースポーツではないという。人づての繋がりで知り合ったと言うが、片野田代表はファンディーノと同じく2010年に独立。車両販売や整備の経験を活かし、輸入車の取り扱いをメインとしていたが、2015年からBMW専門店に。中古車販売、評価が高いカスタム、チューニングを行い、さらにユニークと言えるBMW専門のレンタカー事業も展開。カスタムカー販売、レンタカー事業、そして2020年から展開するモータースポーツ活動が柱となっている。

 今回、片野田代表がファンディーノを使い資金調達を行う狙いを聞くと「もちろんファンディーノさんはすごく魅力的なプラットフォームですし、我々もこの先、誰もやったことがないことに挑戦したいんです。こうしてファンディーノさんを利用させていただくことで、事業を拡大できると考えています。すべてにおいてプラスになると思っています」と語った。

 今後、Y'z ONEとしては西宮市内に新たなショールーム建設を目指すほか、全国展開に向けたフランチャイズ展開の準備を進め、関西、さらに関東へと進出も目指していく。目指すのは『日本一のBMW専門店』だ。クルマ離れが叫ばれるなか、クルマを運転する楽しさ、そしてユーザーひとりひとりに最適でオンリーワンのBMWを提供していくことにある。

 そして、Y'z ONEの事業拡大は当然モータースポーツ活動のステップアップにも繋がってくる。YZ RACING with BMW M Team StudieはBMWモータースポーツの活動を担うチームに成長しており、片野田代表は「今後チームを強化していきたいと思っていますし、あるプロジェクトを現在検討中です。また2025年に向けてもさらに上のカテゴリーを目指しています」と語った。

 また片野田代表は、ファンディーノの活用については「それぞれの企業さんの母体によっても違うと思いますが、どちらかというとファンを獲得するという意味もあると思っています。企業も、レーシングチームも、会社が魅力的でなければ、勝つだけでは意味がないと思うんです。活躍しながら、企業の魅力を発信できればと思っています」という。

 ファンディーノとしても、これまでに卓球Tリーグの琉球アスティーダの資金調達を行った実績があり、プロスポーツチームについて「参考になっているところもある」と大浦COOは言う。「事業成長に向けてファンの皆さんと伸ばしていこうというところでは、今回モータースポーツチームに関わることは我々としては初めてですが、我々もスポンサーとして関わっているスポーツですので、盛り上げていきたい」という。

「この先の事業計画はモータースポーツ活動も含めてある程度立てています。我々はもっとステップアップしていき、高みを目指していきたいと思っています。我々はずっと攻めに攻めてきましたので、実際にレースをすることにもなりましたし、先は見えてきています」と片野田代表は力強く語った。

 決して出会いはモータースポーツ界ではないにしろ、奇しくもモータースポーツを舞台にそのプレゼンスを上げようとしているY'z ONE、そしてそのための有効なプラットフォームを提供することになったファンディーノ。グッズやサーキットでの席ではなく、株式というリターンは非常に興味深い。ともにY'z ONEとともに成長することができる株式投資型クラウドファンディングサービス、ぜひチェックしてみては。すでにプロジェクトは目標額も突破しているが、上限応募額までどこまで伸びていくのか、楽しみなところだ。

Y'z ONE プロジェクトページ
https://fundinno.com/projects/495

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