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ポルシェ、電動モデル『タイカン』に“GTS”と4輪駆動の“4”を追加設定。左ハンドル仕様も初導入

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ポルシェ、電動モデル『タイカン』に“GTS”と4輪駆動の“4”を追加設定。左ハンドル仕様も初導入

 ポルシェ初のフルBEVとして2019年にデビューし、この2024年2月にも大幅なモデルチェンジを敢行していた『タイカン』に、新たにふたつのバージョンが追加設定されることに。最高峰“ターボ”を除くスポーティモデルの代名詞的存在である“GTS”と、エントリーレベルとして初めて4輪駆動が設定された“タイカン4”が導入され、11月13日より予約受注が開始されている。

 ローンチコントロール使用時に515kWの最高出力を発揮するGTSと、4輪駆動モデルにおける最長航続距離を誇るタイカン4の登場により、バリエーションモデルの『タイカンクロスツーリスモ』を含め、4WDと後輪駆動、そして300kWから760kWまでのさまざまな出力レベルのポルシェE-パフォーマンスモーターが展開される同シリーズは、合計11のバージョンが揃うファミリーへと成長を遂げた。

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 そのうち伝説的なアルファベットの組み合わせを持つGTSは、前述のとおりローンチコントロールを使用した場合に、先代モデルを75kW上回る最大515kWのオーバーブーストパワーを発揮。標準装備のスポーツクロノパッケージに搭載された新しいプッシュトゥパス機能は、ボタンにタッチするだけで最大70kWのブーストを10秒間呼び出すことが可能とされる。

 そのプッシュトゥパス機能にもスポーティな特徴があり、低速走行時もトルクがローンチコントロールレベルまで上昇。最高峰“ターボGT”と同様にブーストはメーターパネルのカウントダウンタイマーによって表示され、スピードメーターのアニメーションリングでダイナミックに演出される。

 これにより新型GTSは先代モデルよりも0.4秒速い、静止状態からわずか3.3秒で100km/hに到達し、0~200km/h加速タイムはわずか10.4秒で、従来よりも1.6秒短縮。航続距離も120km以上向上し、最大628km(WLTP)となっている。

 そんな性能を視覚的に訴えるエクステリアは、ブラックやアンスラサイトグレーの数多くのディテールを備え、ハイグロス仕様となるブラックのインレイを備えたスポーツデザインの前後エプロンやミラーが新たに採用されている。

 そして脚元では、標準装備の20インチタイカンターボSエアロデザインホイールと、オプションの21インチRSスポーツデザインホイールは、いずれもGTS専用のアンスラサイトグレーに塗装される。

■タイカン4は重量増ながら0~100km/hで後輪駆動モデルを上回る
 さらにGTS専用シャシーとオプションのリヤアクスルステアリングはとくにスポーティな印象を与え、ポルシェ・アクティブサスペンション・マネジメント(PASM)を含むアダプティブエアサスペンションは、ポルシェ・トルクベクトリング・プラス(PTVプラス)との組み合わせで標準装備されている。

 またGTS専用チューニングを施したポルシェ・アクティブ・ライドサスペンション・コントロールシステムもオプションで設定され、ダイナミックな走行条件では各ホイールの荷重を最適かつ個別に配分することで、路面とのほぼ完璧なコンタクトを確保すると同時に、日常的なドライビングシーンにおける快適性を向上させる。

 一方、クロスツーリスモに続いて登場したタイカン4は、4輪駆動のタイカンのなかでもっとも効率に優れたモデルとされ、標準装備のパフォーマンスバッテリーまたはオプションのパフォーマンスバッテリープラスのどちらをアンダーボディに装着するかによって、ローンチコントロール使用時に最大300kW、または320kWのオーバーブースト出力も得られる設定に。

 航続距離もバッテリーの種類によって異なり、パフォーマンスバッテリーを使用した場合は最大559km、パフォーマンスプラスバッテリーを使用した場合は最大643km(いずれもWLTP)の走行が可能とされ、4輪駆動モデルでは「文句なしの航続距離におけるチャンピオン」とされる。

 フロントにもモーターを搭載した“4”は、後輪駆動モデルよりも走行安定性が高くトラクションも向上し、その結果0~100km/h加速タイムは4.6秒で、80kgの重量増にもかかわらず後輪駆動モデルを0.2秒上回る。

 エクステリアでは19インチタイカンエアロホイール、ブラックのブレーキキャリパー、LEDマトリックスヘッドライトなど充実した標準装備が用意され、さらにポルシェ・トラクション・マネジメント(PTM)とPASMを備えたアダプティブエアサスペンションも標準装備に。

 これら2機種の導入を機に、全モデルに新しいエクステリアカラーが提供され、レジェンドカテゴリーにはスレートグレーネオとペールブルーメタリック、ドリームカテゴリーにはパープルスカイメタリックを追加。

 さらにカスタマーからの強い要望に応えるカタチで、今回導入のGTSを始めターボ、ターボS、ターボGT(ヴァイザッハパッケージ装着車両含む)ではこれまでの右ハンドル仕様に加えて、左ハンドル仕様の導入を開始し、価格はGTSが1952万円、タイカン4が1416万円(いずれも税込)となっている。

ポルシェコンタクト:0120-846-911
ポルシェ公式サイト:http://www.porsche.com/japan/

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みんなのコメント

2件
  • kim changmin
    アイオニック5Nと、どちらを買うべきか迷いそうですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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