現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > アストンマーチンF1、フランスGPの好走でタイヤの"不正疑惑"は晴れた?「これで黙ってくれればと期待」

ここから本文です

アストンマーチンF1、フランスGPの好走でタイヤの"不正疑惑"は晴れた?「これで黙ってくれればと期待」

掲載
アストンマーチンF1、フランスGPの好走でタイヤの"不正疑惑"は晴れた?「これで黙ってくれればと期待」

 F1第7戦フランスGPでダブル入賞を果たしたアストンマーチンF1チームのオットマー・サフナウアー代表は、チームがピレリの指示するタイヤ内圧を守っていなかったという疑惑を、今回の結果で払拭できると期待している。

 第6戦アゼルバイジャンGPでは、ランス・ストロール(アストンマーチン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が左リヤタイヤのバーストでリタイア。この問題を調査したピレリは、想定を下回る内圧でタイヤが運用されていたことがトラブルの原因だと結論づけた。

■ウイングにタイヤ……ルール違反疑われたレッドブル、F1フランスGPの勝利で「”答え”が出せた」

 これにより、アストンマーチンとレッドブルは何らかの”トリック”を使い、走行中タイヤの内圧を低く抑えているのではないかと疑惑の目を向けられることになった。

 その後、FIAとピレリはフランスGPの週末から、タイヤの運用手順を厳格化。さらにリヤタイヤの最低内圧を引き上げた。

 アストンマーチンはフランスGP予選で振るわず、セバスチャン・ベッテルは12番手。ストロールはタイムを出す前に赤旗が出た影響で、19番手からのスタートとなった。

 しかし2台はハードタイヤで決勝レースをスタートし、ピットストップを遅らせるという戦略でポジションアップ。ベッテルが9位、ストロールが10位と見事にダブル入賞を果たした。

 サフナウアーは、ライバルたちが苦しんだタイヤ摩耗の問題を回避したことで、アストンマーチンがこれまでルール違反をしながら走行していたのではないかと指摘する声に対する答えになったと話した。

「自分が何をしているか正確に分かっていて、しかもそれがルールの範囲内であるにも関わらず、何も知らない人たちから非難されるのは、フラストレーションが溜まる」

「願わくば、これでそういう人たちが黙ってくれればいいが、我々は何も悪いことはしていないと言える。我々は常にFIAとピレリの規定に従ってきたし、これからもそうしていくつもりだ」

 サウナウアーは、今季これまでのレースでも下位グリッドから第1スティントを長くするリバース戦略で結果を残してきたと主張。そのタイヤ・マネジメントスキルによって、タイヤの内圧が引き上げられても対応できたと語った。

「我々はタイヤを機能させることができる。タイヤに関する技術指令が出て、我々は仕事のやり方を変えなければならなかったが、戦略にはまったく影響がなかった。つまり、我々はピレリの指示に従ってきたということだ」

「自分が何をしているのかを知っていればいいんだ。我々は今でもすべてのパラメータを守って仕事をしている。ただ、タイヤの使い方にちょっとした工夫があれば、それが実現できるんだ。技術指令の影響で後退した他のチームを見てみる必要がある」

「予選位置から考えると、ふたりがポイント圏内に入ることができたのはとても良かったと思う。それこそ私が望んでいたことだ。終盤はとても接戦だったので、セブはもう少し上位にいけたかもしれない。でもこの結果を受け止め、次のレースでは予選を良くして、もっと良い決勝にしたい」

 アストンマーチンは今も今季のマシン開発を進めており、サフナウアーは次戦シュタイアーマルクGPに向けて新パーツの準備を急ピッチで進めるという。

「あちこちに新パーツが用意されていて、できればオーストリアの最初のレースで使いたい。どれだけ早くそれを使えるようになるか、見極めなければならない」

こんな記事も読まれています

[音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー・国産ブランド…小型・薄型モデルのトレンドを分析!
[音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー・国産ブランド…小型・薄型モデルのトレンドを分析!
レスポンス
次世代「ヴァンキッシュ」に搭載か?アストンマーティンが新型V12エンジンの動画を公開
次世代「ヴァンキッシュ」に搭載か?アストンマーティンが新型V12エンジンの動画を公開
@DIME
F1マイアミGP責任者、”場内の飲食が高い”との批判に反論「実際とは異なる情報が拡散された」
F1マイアミGP責任者、”場内の飲食が高い”との批判に反論「実際とは異なる情報が拡散された」
motorsport.com 日本版
コースごとに異なる舗装での転倒。M.マルケスの優勝も現実的に/MotoGPの御意見番に聞くスペインGP
コースごとに異なる舗装での転倒。M.マルケスの優勝も現実的に/MotoGPの御意見番に聞くスペインGP
AUTOSPORT web
全長2.5m切り! 斬新すぎる「超コンパクトカー」に熱視線! 2人乗り・1ドアで“旧車デザイン”採用! カワイすぎマシン「マイクロリーノ」に反響の声
全長2.5m切り! 斬新すぎる「超コンパクトカー」に熱視線! 2人乗り・1ドアで“旧車デザイン”採用! カワイすぎマシン「マイクロリーノ」に反響の声
くるまのニュース
WECスパの性能調整発表。前戦イモラで圧倒のフェラーリ499P、最低重量が12kg増
WECスパの性能調整発表。前戦イモラで圧倒のフェラーリ499P、最低重量が12kg増
motorsport.com 日本版
柴田自動車、三遠ネオフェニックスとスポンサー契約締結
柴田自動車、三遠ネオフェニックスとスポンサー契約締結
レスポンス
【20台限定】ベントレー「ベンテイガS」にカーボンホイールとセンターストライプを採用!「エイペックスエディション」の特別装備とは
【20台限定】ベントレー「ベンテイガS」にカーボンホイールとセンターストライプを採用!「エイペックスエディション」の特別装備とは
Auto Messe Web
映えも運転もエコも楽しむ! 電気自動車「アバルト 500e」でゆく鎌倉日帰り旅
映えも運転もエコも楽しむ! 電気自動車「アバルト 500e」でゆく鎌倉日帰り旅
グーネット
日産チェリー1000GL((昭和45/1970年9月発売・E10H型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト059】
日産チェリー1000GL((昭和45/1970年9月発売・E10H型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト059】
Webモーターマガジン
三菱自動車の2024年3月期決算、売上高と営業利益が過去最高 今期も新型車効果で売上増へ
三菱自動車の2024年3月期決算、売上高と営業利益が過去最高 今期も新型車効果で売上増へ
日刊自動車新聞
レンジローバー初のEVモデル「レンジローバー エレクトリック」の走行テスト画像および動画が公開
レンジローバー初のEVモデル「レンジローバー エレクトリック」の走行テスト画像および動画が公開
カー・アンド・ドライバー
一度見たら忘れられない「衝撃フェイス」! 「秀逸顔」な国産車3台と「正直理解不能な顔」の国産車3台をデザインのプロが斬る!!
一度見たら忘れられない「衝撃フェイス」! 「秀逸顔」な国産車3台と「正直理解不能な顔」の国産車3台をデザインのプロが斬る!!
WEB CARTOP
F1分析|マイアミGP序盤、”目立たない存在”だったことが、ノリスの初優勝を後押し……フェルスタッペンの警戒はルクレールに向いていた
F1分析|マイアミGP序盤、”目立たない存在”だったことが、ノリスの初優勝を後押し……フェルスタッペンの警戒はルクレールに向いていた
motorsport.com 日本版
カーブって素人かよコーナーだろ! ハンドルとかダサいぜステアリングな! クルママニアが面倒くさいほどこだわりがちな用語5選
カーブって素人かよコーナーだろ! ハンドルとかダサいぜステアリングな! クルママニアが面倒くさいほどこだわりがちな用語5選
WEB CARTOP
トヨタ新型「ハイラックス GRスポーツII」発売! ワイドボディ&車高アップでゴツさ強調! 英で約972万円
トヨタ新型「ハイラックス GRスポーツII」発売! ワイドボディ&車高アップでゴツさ強調! 英で約972万円
くるまのニュース
猿こそが地球の支配者!? 300年後の世界を描く人気シリーズ最新作『猿の惑星/キングダム』
猿こそが地球の支配者!? 300年後の世界を描く人気シリーズ最新作『猿の惑星/キングダム』
バイクのニュース
ヨコハマ、GT500では開幕に続き苦戦もGT300で躍動。富士3時間で復調しドライバーからも好評価「どれだけプッシュしてもタイヤが応えてくれる」
ヨコハマ、GT500では開幕に続き苦戦もGT300で躍動。富士3時間で復調しドライバーからも好評価「どれだけプッシュしてもタイヤが応えてくれる」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村