日産ディーラー直営キャンピングカー店
text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)
【画像】セレナ、グランエース、Nボックス・Nバン、ベンツ【ポップアップルーフ仕様】 全68枚
東京都・昭島で開催された「関東キャンピングカーフェスタ2021冬」に、日産ピーズフィールドクラフトが出展。
車中泊仕様のミニバン、セレナP-SVを披露した。
日産ピーズフィールドクラフト社は、日産プリンス東京販売の直営となるキャンピングカー・プロショップ。日産車をベースに、独自の遊べるキャンパーを製作している。
セレナP-SVのベース車は、法人向けのセレナBにはじまり、Sハイブリッド車(2WD/4WD)に加えて、100%モーター駆動の「eパワー(2WD)」も選べる。
eパワー車をベースにすれば、キャンピングカーでありながら電動パワートレインのレスポンス・加速性を享受できるわけだ。
車名の「P-SV」はポップルーフ・スリーピングバージョンのことで、車体のルーフからポップアップするアッパールームは、広々としたサイズの天空部屋。
子どもたちはもちろん、大人にも嬉しい極上のプライベート・スペースとなっている。
ポップアップルーフの楽しみ方は?
注目のポップアップルーフは、ファスナーの開閉のみで、フルクローズもしくはハーフオープン(メッシュ)にできる。
風を感じながらのお昼寝や、夜の星空観測は想像するだけで楽しそうだ。
また、レインカバーが標準装備なので、少々の雨であればルーフアップしても大丈夫。
座席を倒して展開するオプションのアンダーベッドを使用すれば、家族4人でゆったり過ごすことができる。サイドオーニング、マルチシェード、FFヒーターもオプションとして用意されているので、予算・用途に応じてチョイスするといいだろう。
セレナといえば、プロパイロットとともにハンズフリー・オートスライドドアやデュアルバックドア、そして、スマートマルチセンターシートを採用したことによる多彩なシートアレンジ、視界のよさなどが注目ポイントとなっている大人気ミニバンだ。
2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤーでイノベーション部門賞を獲ったことでも知られ、車体が補強されており、ショックアブソーバーが太いにもかかわらず乗り心地がいい点、運転しやすいサイズである点もトピックとなっている。
デイリーユースも得意 価格情報
嬉しいことに、セレナP-SVでは前述の先進運転支援機能「プロパイロット」を選ぶことができる。
キャンピングカーなのに最新のADASでドライブできるから、普段使いも週末のロングドライブも安全に過ごせるのがメリット。
また、精悍なスタイルのハイウェイスターもラインナップされている。スタイリッシュな車中泊仕様車を探している人は、最初からそちらをゲットするのが得策だろう。
今回撮影した展示車両は、ハイウェイスターVがベース。車両価格354万1000円に、サブバッテリー、遮光カーテン、FFヒーター、アンダーベッドなどOPを加えて、476万8000円という価格。
車中泊を楽しむ際のパートナーとして「セレナP-SV」をチョイスすることで、大きな居住空間、快適な就寝スペース、広いカーゴスペースが手に入る。
1つ上の快適をプラスした日産ピーズフィールドクラフト(同社が製作した車両は日産の販売店ネットワークで購入できる)の意欲作で、最高のクルマ旅を堪能してみてほしい。
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みんなのコメント
FFヒーターさえつければ、ポップアップルーフは冬のスキー仮眠でも楽勝です。吹雪いたときだけは、ルーフ開けずシートで2~3人猫だるまみたいに寝ればいい。