現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > メルセデスへ昇格のラッセル、チーム内格差・バトルに心配ナシ「ハミルトンと同等の扱いを受けることになっている」

ここから本文です

メルセデスへ昇格のラッセル、チーム内格差・バトルに心配ナシ「ハミルトンと同等の扱いを受けることになっている」

掲載
メルセデスへ昇格のラッセル、チーム内格差・バトルに心配ナシ「ハミルトンと同等の扱いを受けることになっている」

 ウイリアムズで活躍し、先日メルセデスへの昇格が決まったジョージ・ラッセルは、移籍先のチームから来季チームメイトを組むことになるルイス・ハミルトンと「同じ条件」で扱われると明確に伝えられたと語った。

 2017年からメルセデスの育成ドライバーとしてキャリアを歩んできたラッセルは、ウイリアムズで3シーズン過ごした後、バルテリ・ボッタス(メルセデス)に代わりトップチームへ移籍する。

■メルセデス加入決定のジョージ・ラッセル、いざトップチームへ「ワクワクしているけど、ウイリアムズに別れを告げるのは寂しい」

 昨シーズンのサクヒールGPでは、新型コロナウイルスに感染したハミルトンの代役としてメルセデスで出走しているものの、ラッセルは移籍によりこれまでのF1キャリアで初めて上位争いをシーズン通して続けるチャンスを得たことになる。

 そして、来季は13歳年上で7度のF1世界チャンピオンであるハミルトンとのチーム内争いが勃発するのではという予想が多くなされている。

 ラッセルは、メルセデスで迎える来シーズンに関し「間違いなく同じ条件で戦う」と語り、ハミルトンの“ナンバー2”に成り下がるつもりはないという。

「(ハミルトンと同条件で扱われることは)僕にとっては明確なことだった」とラッセルは言う。

「ふたりのドライバー両方にベストな機会を与えるという点をメルセデスは常に尊重していると思う」

「もちろん自分自身を信じているし、志も高い。ただそれと同時に、どれだけ厳しい環境かというのも分かっている」

「ルイスが7度も世界チャンピオンになれたのには理由がある。僕は彼から学んで走ることができるワケだから、多分グリッド上で一番恵まれたポジションにいると思う」

「僕自身としても、メルセデスとのパートナーシップは長期的なモノになると考えている。来年は本当の意味で学びの場とし、一戦一戦を着実にこなし、自分がどうなるかを見る必要がある」

「でも、最初の感想は特にないね」

 メルセデスは基本的に、チームのドライバーに対し同等のチャンスを与えてきた。どちらかひとりの戦略を優先させるチームオーダーを発する時は、決まってもう一方のドライバーがタイトル争いから確実に脱落しそうなタイミングに限られている。ボッタスがハミルトンに勝利を譲った2018年シーズンのロシアGPがその典型的な例である。

 メルセデスでハミルトンとチームメイトを組んだ元F1世界チャンピオンのニコ・ロズベルグは以前、ラッセルの合流によりメルセデスのチーム内バトルが“激化する”と語り、両者の仲が険悪になった2014年~2016年シーズンの再来を匂わせた。

 しかしラッセルは、自分がメルセデスに来たことでチーム内バトルが再発することはなく、チーム側も過去の経験から学んでいると語った。

「確かにメルセデスはチーム内の雰囲気が悪くなった経験を持っているけれど、彼らは同じことを繰り返したくないと明言してきたと思う」とラッセルは言う。

「個人的にも、そんなことは望んでいない。チームメイトとして協力し合い、チームを後押しすることはとても大切なことだと思う」

「来年は、新しいマシンと新しいレギュレーションになる。だから、誰が一番速いマシンを手にするかという保証はない。それ(マシン開発)を推し進めていくのが、ドライバーとしての仕事なのだろう」

「ルイスと僕とではキャリアの段階が全く違うけど、僕の助けになると言えるね。彼をとても尊敬しているし、僕が小さい頃から、カートに乗っていた若い頃の彼を尊敬していた。その関係性も大きく変わったね」

「だから何も問題はないと思うよ」

関連タグ

こんな記事も読まれています

新型「セダン」2台×「SUV」2台 日産がコンセプト4車種相次ぎ発表 北京モーターショー
新型「セダン」2台×「SUV」2台 日産がコンセプト4車種相次ぎ発表 北京モーターショー
乗りものニュース
日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
レスポンス
【ホンダ】バイクミーティングイベント「HondaGO BIKE MEETING 2024」をモビリティリゾートもてぎで6/2に開催!
【ホンダ】バイクミーティングイベント「HondaGO BIKE MEETING 2024」をモビリティリゾートもてぎで6/2に開催!
バイクブロス
ガガガガ、ズサーッ 島内最長トンネル貫通の瞬間 2年遅れも洲本バイパス全通へ向け
ガガガガ、ズサーッ 島内最長トンネル貫通の瞬間 2年遅れも洲本バイパス全通へ向け
乗りものニュース
メルセデスベンツ GLCクーペ、PHEVモデルを追加…EV走行距離118km
メルセデスベンツ GLCクーペ、PHEVモデルを追加…EV走行距離118km
レスポンス
新しくもどこか懐かしい? 「愉しむためのBEV、時代が変わる予感」 ヒョンデ・アイオニック5N
新しくもどこか懐かしい? 「愉しむためのBEV、時代が変わる予感」 ヒョンデ・アイオニック5N
AUTOCAR JAPAN
フェルスタッペン陣営との交渉を仄めかすメルセデスF1に対し、レッドブル代表は不満「チームのことに時間を費やすべき」
フェルスタッペン陣営との交渉を仄めかすメルセデスF1に対し、レッドブル代表は不満「チームのことに時間を費やすべき」
AUTOSPORT web
ポルシェ964型「911」が2億円オーバー!!「シンガー」が手掛けたレストモッドは「911カレラRS 2.7」のオマージュでした
ポルシェ964型「911」が2億円オーバー!!「シンガー」が手掛けたレストモッドは「911カレラRS 2.7」のオマージュでした
Auto Messe Web
ホンダ オデッセイ【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
ホンダ オデッセイ【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
GAERNE/ガエルネのオフロードブーツ「Gアドベンチャー」がジャペックスから発売!
GAERNE/ガエルネのオフロードブーツ「Gアドベンチャー」がジャペックスから発売!
バイクブロス
アジアン・ル・マン・シリーズの2024/25年カレンダーが発表。3カ国で計6レースを開催へ
アジアン・ル・マン・シリーズの2024/25年カレンダーが発表。3カ国で計6レースを開催へ
AUTOSPORT web
メルセデスF1、2026年のフェルスタッペン獲得を計画か。マネージメント陣との交渉を示唆
メルセデスF1、2026年のフェルスタッペン獲得を計画か。マネージメント陣との交渉を示唆
AUTOSPORT web
悪天候のNZ初開催地で地元の英雄ハイムガートナーが初勝利。ブラウンも僚友を撃破/RSC第3戦
悪天候のNZ初開催地で地元の英雄ハイムガートナーが初勝利。ブラウンも僚友を撃破/RSC第3戦
AUTOSPORT web
アプリ売りのオジさん彷徨記 Vol.34 お宝発見ツアーIN群馬編 Part3
アプリ売りのオジさん彷徨記 Vol.34 お宝発見ツアーIN群馬編 Part3
AutoBild Japan
キジマからレブル 250/S/500(’17~)用の「リーチタイプシート プレーン」が発売!
キジマからレブル 250/S/500(’17~)用の「リーチタイプシート プレーン」が発売!
バイクブロス
日本展開もイイんじゃない? 三菱欧州向けコンパクトSUV「ASX」デザイン変更 MTもDCTグレードも
日本展開もイイんじゃない? 三菱欧州向けコンパクトSUV「ASX」デザイン変更 MTもDCTグレードも
AUTOCAR JAPAN
トーヨータイヤが耐摩耗性能と低燃費性能を両立した小型トラック用リブタイヤ「DELVEX M135」を発売
トーヨータイヤが耐摩耗性能と低燃費性能を両立した小型トラック用リブタイヤ「DELVEX M135」を発売
レスポンス
F1、24時間年中無休の“無料”ストリーミングチャンネルをアメリカで設置。過去レースやドキュメンタリーも放送
F1、24時間年中無休の“無料”ストリーミングチャンネルをアメリカで設置。過去レースやドキュメンタリーも放送
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村