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トヨタMR2とレクサスLFAの復活 10年以内に電動後継モデル投入 スポーツEVの未来

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トヨタMR2とレクサスLFAの復活 10年以内に電動後継モデル投入 スポーツEVの未来

スポーツカー復活 トヨタの挑戦

トヨタは、かつて販売していたスポーツカーの「MR2」をEVとして復活させようとしている。新型GR86の発売に続き、スポーツモデルを拡大していく構えだ。

【画像】人気のミドシップスポーツカーと伝説のスーパーカー【トヨタMR2とレクサスLFAを写真でじっくり見る】 全95枚

トヨタのEV用プラットフォーム「e-TNGA」は、その柔軟性を活かし、トヨタbZ4Xやスバル・ソルテラ、レクサスRZをはじめ、あらゆるセグメントの電動モデルに使用される。

昨年末、トヨタは15台のコンセプトEV(うち4台は高級車ブランドのレクサス)を公開し、将来の電動ラインナップの多様性を示した。都市型のクロスオーバー、コンパクトセダン、フルサイズのピックアップトラック、そして現代版MR2に相当すると期待されるスポーツカーなど、EVへの「気合い」とでも言うべきものが伝わってくる発表であった。

トヨタは2030年までに30台のEVを投入する予定だが、これは主要自動車メーカーの中でも際立って挑戦的な電動化計画である。

なお、新型GR86は日本だけでなく海外でも注目を集めているが、今後施行予定の欧州の衝突安全規制にひっかかるために同市場では2年間しか生産されない。英国では、割り当てられた生産枠が90分で完売するなど人気を博したが、再導入の予定はないという。スポーツカーの需要は決して低くない。

全固体電池でミドシップの特性を再現?

トヨタはここ数か月、自動車業界が脱炭素化に向けて取るべきアプローチはバッテリー駆動だけではないという信念を声高に語ってきた。特に、トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)のジル・プラットCEOは、水素燃料電池パワートレインへの継続的な取り組みを強調している。

しかし、BEV(バッテリー駆動EV)向けのプラットフォームがすでに用意されていることや、世界的に充電ネットワークが整備され始めていることを考慮すると、2シーターのスポーツEVはトヨタのラインナップに適していると言える。

また、トヨタは量産可能な全固体電池の開発にも熱心に取り組んでいる。このバッテリーは、現在販売されている多くのEVに搭載される従来のリチウムイオンバッテリーよりも電力密度が高く、軽量で効率が良いため、運動性能が求められるスポーツカーに最適な技術だ。

全固体電池が次期「MR2」に採用されるかどうかはまだわからないが、コンセプトカーのデザインは非常に興味深い。ミドエンジン車であるオリジナルのMR2/MR-Sに似ており、そのまま市販されそうなほど現実的な姿なのだ。

ミドシップのEVは技術的には実現可能だ。ポルシェ718ケイマンとロータス・エリーゼの後継モデルは、それぞれバッテリーをシート背後に垂直に積み上げ、質量を集中させることでミドエンジン車のハンドリング特性を再現しようとしている。

トヨタにスポーツEVは作れるのか?

初代MR2から86、GRヤリスまで、数十年にわたるスポーツカーの歴史を考えると、トヨタはスポーツカーに新しい生命を与えることを厭わない自動車メーカーであることがわかる。

スポーツカーは、最も純粋な形でドライビングの楽しみを提供してくれる。世界中で多くのドライバーに愛されるクルマなのだ。

真のスポーツカーは内燃機関でなければ作れず、楽しむことは出来ないと考える人もいるかもしれない。しかし、トヨタはそこに挑戦しようとしている。

近年、多くの自動車メーカーでスポーツブランドが敬遠される傾向にあるが、トヨタはGRブランドへのコミットメントだけでなく、優れたエンジニアリングも実証している。EVのスポーツカーを成功させる者がいるとすれば、それはトヨタしかいないだろう。

レクサス LFAの電動後継モデルを開発中

トヨタの全面的な電動化により、レクサスも本格的なスーパーカーの世界へ舞い戻ることになる。2010年から2012年にかけて生産されたV10エンジン搭載のLFAの後継として、電動スーパーカーの開発が進められているのだ。

全固体電池技術によって航続距離700km、0-100km/h加速2.5秒未満を目指しており、2030年までに登場すれば、最も速く、最も脚の長いEVの1つになる可能性を秘めている。

同様の電動スーパーカーとしては、ロータス・エヴァイヤ、リマック・ネヴェーラ、ピニンファリーナ・バッティスタなどが挙げられる。

レクサスが市販モデルを完成させるまでには、まだ数年かかると思われ、その技術的な詳細はほとんど明らかになっていない。しかし、レクサスは、SUVのRZで使われるe-TNGAとは別のプラットフォームを用意していることを認めている。

最近AUTOCARの取材に応じたレクサスの欧州部門責任者、スピロス・フォティノスは、e-TNGAは「素晴らしい出発点」だが、「100%電動化し、すべてのセグメントでBEVを提供するという、わたし達のような野心を持つ企業やブランドにとって、単一のプラットフォームでは不可能なことがあるため、他の選択肢も検討しています」と述べている。

「プラットフォームは、ドライビング・エンゲージメントに重点を置いてレクサス向けに用意する必要があります。それは、既存のトヨタ・プラットフォームでも、共有プラットフォームでもありません」

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みんなのコメント

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  • ベスガみたいな事言ってるな
  • 全個体電池は劣化がほぼなく薄く作れる夢の電池。
    これと新しいMR2との組み合わせ。一度の充電でどの位走るのか。楽しみでしかない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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