レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、今週末のサンパウロGPにおける最大の課題は、マクラーレンのスティント終盤のペースに追いつくことだと語った。
厳しい戦いが続いているレッドブル。先日行なわれたメキシコシティGPでは表彰台すら逃す格好となった。これにより、フェラーリにも抜かれてコンストラクターズランキング3番手に後退。同タイトル3連覇達成は、いよいよ厳しくなってきた。
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フェルスタッペンはメキシコシティGPで、レースペースのグリップ不足を訴えていた。ホーナー代表曰く、この解決が最大の課題であるという。
というのも、現在ランキング首位を走るマクラーレン勢は、スティント後半に優れたパフォーマンスを発揮し、ポジションを上げるというシーンが多いからだ。そのため、実際に攻撃に出る前にはペースを落としてタイヤを温存するという戦略を採ることもある。
「ここまら学ぶべき、最大のことだと思う。特にハードタイヤでは、同じだけのペースはなかった」
そうホーナー代表は語った。
「マックスはグリップがなく、タイヤを発動できる気がしないと言っていた。その原因を解明することが、サンパウロGPまでの最大の課題だ」
「もちろん、ブラジルのコースはメキシコのコースとは全く異なる。しかし、特にスティントの終わりには、マクラーレンが非常に強いというパターンが見られる。特にグランプリの終盤にはね」
前述の通り、レッドブルは現在ランキング3番手。マクラーレンだけではなく、フェラーリも彼らの前に立ちはだかっている。フェラーリはアメリカGPでワンツーフィニッシュ、メキシコでは1位と3位と、今やマクラーレン以上の勢いを発揮している。
そんな2チームを相手に、タイトル争いはどう展開していくと思うかと尋ねられたホーナー代表は、次のように語った。
「非常に難しい戦いになっていくと思う。でも、我々は決して諦めない。懸命に戦うつもりだ。当然、2台揃ってポイントを獲得する必要がある」
「フェラーリはここ(メキシコ)でもまた大きなポイントを獲得した。コンストラクターズランキングに関して言えば、我々は間違いなく劣勢に立たされている」
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