PHEV版の初披露……ん、後席が違う
先日開催された新型トヨタ・センチュリーの発表会では、主役となる新型のほか、従来型のセンチュリー(セダンモデル)とヴェルファイア、そして間もなくの販売がアナウンスされているクラウン・セダンも合わせて壇上に登場し、トヨタのショーファーラインナップが完成したことをアピールしていた。
【画像】4座VIP仕様か!? 新型「ヴェルファイアPHEV試作車」の細部を見る【新センチュリーと展示】 全84枚
この中ですでに販売がスタートしているのは、センチュリーのセダンモデルとヴェルファイアということになるのだが、ヴェルファイアが現在のところカタログラインナップに存在しないシルバー系のボディカラーを纏っていたことに気付いた人も多かったのではないだろうか?
実は当日登場したこのヴェルファイアは、現在の新型アルファード/ヴェルファイアが発表されたときに追加で投入されることがアナウンスされていた「プラグインハイブリッド車(PHEV)」だったのだ。
現在のアルファード/ヴェルファイアのパワートレインは、直列4気筒2.5Lエンジン+モーターのハイブリッド(両車)と、先代から踏襲した直列4気筒2.5L自然給気エンジン(アルファードのみ)と、新たに設定された直列4気筒2.4Lターボ(ヴェルファイアのみ)の3種類のラインナップとなっているが、待望のフラッグシップパワートレインのPHEVが初披露となったのである。
ただこの個体、プラグインハイブリッド仕様である以外にも、実は大きな秘密を隠していた。
展示されたのは“エグゼクティブラウンジ相当”のグレードということだが……。
車内を覗くと キャプテンシート!?
発表会場に登場したヴェルファイアのPHEVモデルには現状、「Zプレミア」が履くのと同デザインの19インチ・アルミホイールが備わっていたが、ブラックスパッタリング塗装のZプレミアのものとは異なり、明るいカラーのスパッタリング仕様となっていた。
またリアゲート右下には「PHEV」と「E-Four」のエンブレムが備わっており、ボディの右側後方には新たに充電口が設置されていた(給油口はボディ左側)。
そして現在販売されているモデルとの大きな差異の1つがインテリアだ。
今回、残念ながら“ドアの開閉はNG”となっていたが、車内に目を落としてみると本来2列目シートがある場所にはシートが存在せず、Cピラー後方あたりにエグゼクティブラウンジシートと同形状と思われるキャプテンシートが2脚備わっていたのである。
つまり今回、会場に展示されたヴェルファイアはPHEVモデルの「4座仕様プロトタイプ」ということになり、恐らくアルファード/ヴェルファイアのラインナップの中で頂点に位置するモデルと考えられるのだ。
背後からも覗いてみた
すでに発表されているレクサスLMの4座仕様のように、フロントシートとの間にパーテーションや大型モニターなどは見られなかったが、広大な室内空間をゆったり使いたいと考えるユーザーにとっては魅力的な選択肢の1つとなることは間違いないだろう。
恐らくPHEVモデルにも3列シート仕様は設定されるだろうが、4座仕様が他のパワートレインに設定されるかは不透明であるため、続報を待ちたいところだ。
PHEVは2.5Lハイブリッドがベース?
今回展示されたプラグインハイブリッドモデルの詳細について、トヨタからの正式な発表は現状なかったが、パワートレインは現在ラインナップされる2.5Lハイブリッドがベースとなるようで、すでに販売されているRAV4やハリアーのPHEVモデルと基本的なメカニズムは共通すると思われる。
ただアルファード/ヴェルファイアのフラッグシップグレードとなることを考えると、RAV4やハリアーと同じシステム最高出力306psではやや物足りない感もあり、数百キロ重い車重も考えると、更なる高出力化がなされる可能性は高そうだ。
またアルファード/ヴェルファイアのPHEVモデルは急速充電に対応するようで、右側に備わる“充電口の大きさ”からもそれは見て取れる。
急速充電に対応するなら?
現在トヨタがラインナップするPHEVモデルのRAV4、ハリアー、プリウスはいずれも急速充電に対応していないが、なぜアルファード/ヴェルファイアには急速充電口が備わっているのだろうか。
単純に考えれば大容量バッテリーを搭載し、EV走行距離を伸ばしたから急速充電に対応した、と考えられるが、トヨタはショーファーとして使用される場合、「1日の走行距離は50km前後で十分」というデータを持っているということで、PHEVのEV走行距離をやみくもに伸ばすことは考えにくい。
となると、急速充電口が必要になるV2Hに対応するためにアルファード/ヴェルファイアPHEVは急速充電に対応したと考えるのが自然だろう。
ショーファーとしての資質はもちろんのこと、緊急時には給電も可能ということになれば、企業はもちろん地方自治体も導入を検討しやすくなることは間違いない。
エクステリアも通常モデルとの差異を最小限にすることで、秘匿性が高まるというのもユーザーによってはプラスに作用するかもしれない。
いずれにしてもすでにプロトタイプとはいえ、お披露目できるレベルの車両が現存しているということは、販売も間近であることは間違いないだろう。
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みんなのコメント
セダンでもsuvでもミニバンでもござれですか。…。凄いの一言。