2019年のWRC世界ラリー選手権は8月1日、第9戦フィンランドのシェイクダウンが行われ、大会連覇を目指すオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)がトップタイムを刻んだ。2~4番手にはヒュンダイ陣営が続いている。
6月半ばに行われた第8戦イタリアから2カ月近いサマーブレイクを経て、2019年のWRC後半戦が幕を開ける。その初戦となるのがシリーズ屈指の高速イベントであるラリー・フィンランドだ。
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大会開幕前、最後の走行チャンスとなるシェイクダウンは現地9時、全長4.26kmのステージで行われた。
ドライバーズランキングトップにつけるタナクは、シェイクダウン3回目の走行で1分53秒8のベストタイムを記録。ステージ2位につけたティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)に0.3秒差をつけてシェイクダウン最速につけた。
走行後、タナクはWRC公式サイト『WRC.com』に対し「シェイクダウンは順調でなんの心配もいらなかった」と手応えを明かしている。
「事前テストも順調に終わったし、(大会前に行われた)ラリー・エストニアも完璧で、可能な限り準備は整えてきた」
「今のところ、すべて問題ないし、週末もそうなると信じている。それでもタフな戦いになるだろうけどね」
タナクに続く2番手につけたヌービルは4回目の走行で1分54秒1のベストタイムを記録。そのヌービルと0.5秒差の3番手には、これがi20クーペWRCでのデビュー戦となるクレイグ・ブリーンがつけた。
4番手はアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)、5番手はテーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)。6番手にはセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)、クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)と3名が1分55秒で同タイムに並んでいる。
下位クラスのWRC2を戦う勝田貴元(フォード・フィエスタR5)は2分4秒2でシェイクダウン17番手、R5車両を使うドライバーのなかでは7番手でシェイクダウンを終えた。
ラリー・フィンランドはこのあと現地19時(日本時間2日1時)にSS1が行われて開幕を迎える。
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