2019年のWorldRX世界ラリークロス選手権は7月6~7日、スウェーデンのヘリェスで第6戦が行われ、ワイルドカード参戦した地元スウェーデンドライバー、セバスチャン・エリクソン(フォード・フィエスタ)が世界選手権初優勝を果たした。
シリーズのハイライトとも言えるWorldRXのスウェーデンラウンド。この週末、会場には合計で4万8000人以上の観客が集まる盛況ぶり。ファイナルが行われる日曜日は早朝に降雨があったものの、その後は快晴に恵まれ、午後に行われた6周の決勝はドライコンディションで争われた。
世界ラリークロス第5戦:トップチェッカーのルノー失格でニクラス・グロンホルムが初優勝
2014年以来、自身通算4度目のWorldRX出場となったエリクソンは、セミファイナル2でトップチェッカーを受け、フロントロウを確保。その横にはセミファイナル1を制したケビン・ハンセン(プジョー208 WRX)が並んだ。
そのほか、ファイナルにはティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)、ニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20スーパーカー)、レイニン・ニティッシュ(ヒュンダイi20スーパーカー)、ケビン・アブリング(シュコダ・ファビア)が駒を進めている。
迎えたファイナル、フロントロウのエリクソンは好スタートを切り、トップで1コーナーをクリア。続く2~3コーナーでもポジションを守っていく。
その後方では、ティミー・ハンセン、グロンホルム、ニティッシュ、アブリングの4名が2コーナー先にある遠回りセクション“ジョーカーラップ”を通過。1周目でジョーカーラップの通過義務を消化していく。
1周目を終えて、トップはエリクソン、2番手にケビン・ハンセンが続き、この2台だけがジョーカー未消化。義務を消化したドライバーのなかではティミー・ハンセンが最上位3番手に続く。
エリクソンを約1秒差で追いかけていたケビン・ハンセンは3周目にジョーカーラップを通過し義務を消化すると、ティミー・ハンセンの後方、3番手でメインコースへ復帰する。
すると、その直後、先行していたティミー・ハンセンにタイヤトラブルが発生して失速。ふたたびケビン・ハンセンが2番手に浮上した。
トップを快走するエリクソンは、リードを5秒以上へ広げた4周目にジョーカーラップを消化すると、ポジションを守ってメインコースへ復帰する。
再びペースを上げるかと思われたエリクソンだが、その後は思うようにペースが上がらず。2番手のケビン・ハンセンにテール・トゥ・ノーズへと持ち込まれたものの、イン側ラインを空けない鉄壁の守りをみせると、自身初となるWorldRX勝利を掴んでみせた。
ヘリェスから1時間ほど離れたヴェルムランドに住んでいるというエリクソンは「ここで勝つことは本当に特別な意味がある。どのラリークロスドライバーもヘリェスで勝ちたいと願っていて、その夢を叶えられたなんて信じられない気分だ」と地元ファンの前で喜びを語った。
「(最高峰クラスの)スーパーカーに昇格してから1年半以上が経っている。本当に長い道のりだった。ヘリェスは観客が作る雰囲気も独特で、ラリークロスサーキットとしても最高なんだ。だから、ここでの勝利は特別な意味がある」
レース終盤のペース鈍化について、エリクソンはマシンにオーバーヒートが発生していたと明かし、「パワーが落ち、後ろからのプレッシャーも感じていたが、とにかくケビン(ハンセン)にオーバーテイクの隙を与えなかった」と述べた。
「ケビンが最後の最後まで攻めの姿勢でドライブしてくることは分かっていた。厳しい戦いだったけど、ポジションを守りきれたよ」
「チームは本当に素晴らしい働きをしてくれた。フィエスタからここまでのパフォーマンスを引き出せると思っていなかったけど、Q1から競争力を発揮できた」
「今日勝利を手にできたことは、今後の活動にもいい影響を与えるはずだ。来週、チームと今後のプランを話し合う予定で、そこでまた出場するかどうかを決めることになるだろうね」
2位はケビン・ハンセンが獲得。3位にはQ1のレース1でマシンが横転するクラッシュを演じたニティッシュが獲得した。タイヤトラブルに見舞われたティミー・ハンセンは6位でのチェッカーとなった。
2019年のWorldRX、第7戦は8月3~4日、カナダのトロワ・リビエールで行われる。
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