国境を越え世界中で愛される大人気クルママンガ『頭文字D』。2025年で連載開始から30周年を迎えるにあたり、レッドブルとのスペシャルなコラボレーション動画が公開された。
その内容は、世界ラリー選手権(WRC)で2度のチャンピオンに輝いたカッレ・ロバンペラが頭文字Dの主人公である藤原拓海たちと峠でドリフトバトルを繰り広げるというモノだ。
【ギャラリー】峠最速は誰だ|頭文字D藤原拓海 vs WRCカッレ・ロバンペラ
昨年10月に青森・弘前市の有料自動車道、津軽岩木スカイラインを完全封鎖して行なわれた今回の撮影に、motorsport.com編集部員も潜入。幸運にも、ロバンペラがステアリングを握るフォーミュラ・ドリフト・ジャパン(FDJ)仕様のGRカローラの助手席に乗り込み、峠ドリフトを体験する機会を得た。
ドリフト搭乗体験は、ロバンペラのカーナンバーと同じ69のコーナーを持つ津軽岩木スカイライン中腹から山頂を登って下る5分程度の走行。当日は快晴となったが、道端には雪が積もっているという状況で、道自体も広いとは言えず、ガードレールがない区間も珍しくはなかった。
ロバンペラの助手席で峠ドリフトを体験できるなんて一生に一度あるかないかの経験だと、このチャンスに一も二もなく飛びついた。絶叫マシンやサーキット走行も全力で楽しめるスリルジャンキーではあるが、現場に到着してみると「あれ? これって怖いやつ?」と一抹の不安が募った。
しかも搭乗体験の順番が後方だったこともあり、スリングショットのようにスタートし、空気を伝って身体にビリビリと響く爆音と共に戻ってくるGRカローラの姿に、不安か興奮か、心拍数は高まるばかりだった……。
順番が回ってきて、ロバンペラに「Moi(フィンランド語でこんにちは)」と挨拶を済ませ、少し手こずりながらもいざライド。無礼にも「できれば僕を怖がらせてみて!」と尋ねてみると笑って快諾してくれた。
バケットシートに身体がグッと押さえ付けられるほどのGを受けながら飛び出した1000馬力のGRカローラは、最初の右コーナーを軽快に回り、大量のタイヤスモークと共にドリフトし始めた(NOSシステム搭載で1400馬力になると言うから驚きだ!)。
しかし想像とは裏腹にロバンペラの駆るGRカローラは”オン・ザ・レール”。もちろんブレーキングやコーナリングでは身体が振れるが、びっくりするような挙動は何ひとつなくスムーズそのものだった。モータースポーツの英才教育を受けたロバンペラの腕を信頼しきっているということも相まって、恐怖を感じることは一切なかった。
右ヘアピン、左ヘアピンとロバンペラはドリフトで颯爽と駆け抜け、あっという間に8合目の駐車場まで登り、そこでくるりと踵を返してクールダウンをしながらスタート地点へと峠を下った。予想をはるかに超えて恐怖心を感じなかったことに驚きつつ、助手席で終始笑顔が絶えなかった(下り区間でドリフト走行していたら、もっと怖かったかもしれないが)。
GRカローラを降りた後も興奮はなかなか冷めなかった。なにせWRC王者の駆るモンスターマシンに乗り込み、峠ドリフトを体験したのだ。頭文字Dの主人公、水入りコップを車内に置いて腕を磨いた藤原拓海のドライビングもこれだけスムーズなのかもしれない……とてつもない経験にアドレナリンが全身の血管を駆け巡り、いつもより心臓が強く鼓動しているのが感じられた。
ロバンペラ曰く、搭乗体験の際には70%程度の力で走っていたというから驚きだ。それでも映像を振り返ってみると、ガードレールギリギリまでマシンのリヤを振っており、開いた口が塞がらなかった。本当に同い年なんでしょうか?
体験の後には、GRカローラの前でロバンペラと記念撮影をする機会も設けられた。日頃モータースポーツのスターたちと接することの多い我々メディアだが、あくまでもプロとして仕事をしている身。意外にもこうした機会は非常に少ないのだ……。
長丁場の撮影でも気さくに接してくれたナイスガイなロバンペラ、そして破天荒なレッドブル、日本が誇るJDM文化を築いた頭文字Dのコラボレーションによって実現した夢の動画は、レッドブル・モータースポーツのYouTubeチャンネルで公開中だ。
織戸学が駆るドリフト車両や加藤渉のLiberty Walkが手掛けたフェラーリF40、そして藤原拓海の”藤原とうふ店”AE86とのバトルなど、見逃すことができないシーンが盛り沢山。「ヤバい」しか語彙力がなくなるほどの仕上がりだ。
また、今回の特別企画は頭文字Dの近未来の姿を映すしげの秀一作『MFゴースト』を連載するヤングマガジン最新号(1月10日発売)に見開きカラーでも掲載されている。こちらも要チェックだ。
いやはや、とんでもない体験をしてまった……子々孫々、隣近所、行き交う人々にまで自慢しようと思う。
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