500X後継EV、ついにデビュー
フィアットは7月4日、Bセグメントの電動クロスオーバー、新型600eを欧州で発表した。
【画像】新型フィアット600e【既存の500Xと写真で比較する】 全48枚
新型フィアット600eは、ステランティスのe-CMP2プラットフォームをベースとし、54kWh(使用可能51kWh)のバッテリーを搭載。最高出力156psと最大トルク26.5kg-mを発生するシングルモーターの前輪駆動で、1回の充電での航続距離はWLTP複合モードで400km以上とされる。
「600」という名称が使われるのは、2010年に生産終了したイタリア向けの600(旧セイチェント)以来となる。5ドアのみの設定で、現時点ではエンジン車は導入されていない。
しかし、e-CMP2プラットフォームはエンジンを搭載できるため、兄弟車のジープ・アベンジャーに見られるように「特定の市場」向けのハイブリッド車も計画されている。電動化を推し進める英国ではEVのみが販売される予定だ。
従来の500Xとサイズや全体的なプロファイルが似ているものの、新しいデザインの方向性に沿ったエクステリアを採用している。フロントのブランドエンブレムは廃止され、代わりにモデル名をクロームメッキであらわした。まぶたのようなデザインのライトも特徴の1つだ。
全長は4.17m。荷室容量は360Lで、フィアットは「クラス最大」と謳っている。
全方位センサーや居眠り運転検知機能など、安全装備も数多く備えている。レベル2の運転支援システムも標準装備となる。
インテリアも従来車とは大きく異なる。10.25インチのインフォテインメント・タッチスクリーン(アップル・カープレイおよびアンドロイド・オート対応)、7.0インチのデジタルディスプレイ、2本スポークのステアリングホイール、ワイヤレスのスマートフォン充電器、キーレスエントリーが装備される。
最上級の「ラ・プリマ」グレードでは、ベロアのフロアマット、アイボリー色の合成皮革シートが装備される。
最大100kWの充電に対応し、バッテリーを30分で0~80%まで充電することができる。
フィアットの新しいカラーリング戦略に従って、ボディカラーにグレーは採用されない。その代わりに、「イタリアの美と自然の風景を想起させる」という4色(太陽、海、大地、空)が用意されている。
イタリアでは7月5日より600eの受注を開始しており、9月に納車予定となっている。
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みんなのコメント
でも大きいなあ。フィアットは小粒でピリリが好きだ。