KTMは9月のサンマリノGPでテストライダーのダニ・ペドロサをワイルドカード参戦させると、カーボンファイバー製シャシーを実戦投入。今ではレギュラーライダーもそれを使用しているが、まだドゥカティ勢に対しては不足している部分があるという。
カーボンシャシーはサンマリノGP後のミサノテストでさらに試験が行なわれ、先日行なわれた日本GPではファクトリーチームのブラッド・ビンダーとジャック・ミラーが早くも実戦投入した。
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ビンダーはこの新シャシーですぐに競争力を発揮し、日本GP初日の時点でそれまでのレコードタイムを更新する速さを見せ、スプリントレースでも2位表彰台を獲得している。
雨の決勝レースでは転倒リタイアに終わったものの、KTMは新型シャシーで改善を進めているように見える。ただビンダーによると、ドゥカティのマシンと比較するとタイヤが消耗して来た時に改善が必要だという。
「(ホルヘ)マルティンはバイクを曲げていくのも、立ち上がりでも非常に優れているんだ。そこは僕が改善する必要のある点のひとつだ」とビンダーは言う。
「(コーナー中盤は)明らかに良くなっている。アクセルを最初に踏むときもタイヤをいじめずに済んでいるし、マシンを立てて行く時も少し上手くやれるようになった」
「これはタイヤが新しいときはかなり良いんだ。でもタイヤが消耗してくると、改善が必要なところが見えてくる」
なおウエットコンディションでのKTMのパフォーマンスについて聞かれたビンダーは、こう答えている。
「ブレーキングとコーナー進入はかなり良かった。コーナー出口は少し苦戦したけど、そんなに悪くなかったよ」
「(ピットでタイムロスする前は)前のライバル達を捕まえられると感じていたんだ。でも、明らかにハードにプッシュしすぎだったね」
そう語るビンダー。彼はアップデートされたKTM・RC16は更にアドバンテージを見いだせるとしつつも、現在のチャンピオンシップをドゥカティと安定して争えるバイクとまでは言わなかった。
「これは僕らが求めていた方向の、小さな一歩なのは間違いない。巨大な違いではないんだ」
「小さなことではあるんだけど、たとえそれがほんの少しでも、全体では大きな違いを生むんだ。僕らは小さなモノを上手く組み合わせて良く機能させていると思う」
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