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FIA公式のドリフト世界一決定戦! R35GT-R同士の決勝にてレグ1勝者は川畑真人に

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FIA公式のドリフト世界一決定戦! R35GT-R同士の決勝にてレグ1勝者は川畑真人に

 世界14の国と地域から24人が東京のお台場に集結

 世界のモータースポーツ管理機関として、F1はもちろん、WRC、WEC、WTCCといった世界選手権大会を認可しているFIA(国際自動車連盟)による史上初のドリフトイベントとなる「FIAインターコンチネンタル・ドリフティング・カップ」が9月30日、10月1日の2日間にわたって、東京お台場に特設コースを設けて開催となる。

【噂の真相】軽トラックの走りが楽しいというのは本当か?

 ドリフト競技といえば、現在、世界40か国以上で開催されているのだが、いちおう世界一決定戦と名付けられて開催となったこのイベント。その初日となる9月30日には、14の国と地域から集結した24名がエントリーし、前日の練習走行、そしてこの日も開場前に設けられた走行セッションから本気モード。

 ドリキンこと土屋圭市さんがこの大会の名誉顧問に就任しており、開会式ではオペラ歌手の小川里美さんによる国歌斉唱に続き、土屋さんの開会宣言でこのイベントはスタートした。

 今回は、このFIA公認ドリフト競技のドリフト競技発祥の地となる日本での開催に、ジャン・トッドFIA会長も駆け付け、表彰式ではプレゼンターを務めるなど、より一層華々しいイベントとなった。

 午前11時15分からスタートした単走セッションでは、やはり日本のトップドライバーたちが高得点を叩き出す。まずドリフトマッスルの覇者であり、現在D1ではポイントリーダーである藤野秀之選手(#11 Team WISTERIA TOYO TIRES/日産180SX)が98.31点を出すと、D1GPで2007年、2013年、2015年のチャンプである川畑真人選手(#13 TOYO TIRES GLION TRUST RACING/日産GT-R)がこれを大きく上まわる99.58点で1本目のトップへ。

  齋藤太吾選手(No.10 WANLI Fat Five Racing/日産GT-R)は川畑選手にわずかに届かず99.50点。Bグループに組み込まれた横井昌志選手(#12 D-MAX/日産シルビアS15)は98.60点。

 そして続く単走2本目。藤野選手、川畑選手、横井選手ともに1本目を上回ることができず。だが、大きく気を吐く齋藤選手がこれを塗り替える100.42点という100点越えで単走優勝を決めた。

 この単走を終えて、午後2時30分からは、単走上位16台による追走のトーナメント戦となった。このベスト16の1回戦では、藤野選手がデチャポン・トイングチャレンャ選手(#23 Team TOYO TYRE DRIFT DOLUCK)との追走で、追い上げられて1.5ポイント先行されたが、後追いで藤野選手も激しく圧巻の走りを披露! ポン選手のミスもあって、藤野選手は辛くもベスト8へ進出。ほかの日本人選手も順当に勝ち上がって、4名がそのままベスト8へ進出。

  続く第2回戦では、藤野選手が勝ち上がった先の相手は川畑選手と、まさかのトーヨータイヤの同門対決。藤野選手の後追いでの一本目で、藤野選手のマシンにトラブルが発生して減速。2本目は無事に走り切ったものの勝者は川畑選手。また、横井選手は、ジョージ・チヴシャン選手(#19 PRIMRING TEAM WITH TOYO TIRES/日産シルビアS15)との対決のにて、2本目でスピンを喫しここでまさかの敗退。

 そこで、ベスト4に進んだのは齋藤vsジョージ・チヴシャン(ゴーチャ)選手、川畑vsアルカディ・サレグラセブ選手(アルカーシャ/#20 PRIMRING TEAM WITH TOYO TIRES/日産スカイラインR34)の日露対決となったが、ここで勝ち進んだのは日本人の2名。結局、日本人対決、R35GT-R同士で決勝戦となった。

 一方の3位決定戦はロシア対決となった。この2015年ロシア・ドリフト・シリーズ・チャンピオンのゴーチャ選手と、2013年、2014年、2016年のロシア・ドリフト・シリーズ・チャンピオンであるアルカーシャ選手の3位決定戦も見どころのある超接近戦となった。ここで競り勝って3位表彰台を獲得したのはアルカーシャ選手。

 そして世界一決定戦初代チャンピオンを決める決勝追走は、この日一番の追走となった。まず、一本目は、後追いの川畑選手が最初の振り返しで齋藤選手のリヤと接触があって、ここはイーブン。続く2本目はお互いに良い走りを見せたものの、これもイーブン。そして仕切り直しの川畑選手後追いでは、7.0:9.0で川畑選手が2ポイントリード。続く齋藤選手後追いで再び接触があったものの、9.5:8.5で齋藤選手がこれを取ったが、0.5ポイント差で川畑選手がFIAのドリフト世界一決定戦の初代優勝者に輝いた。 2位表彰台の齋藤太吾選手は「世界一を取りたかったけれど、この2位で満足してる。明日はトップを狙います」とコメント。川畑選手は「いい走りを見せることができて良かったです。明日は単走でもトップを取ってパーフェクトウィンを狙います」とコメントした。

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