2019年シーズンからMotoGPクラスに昇格したファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)。しかし彼のMotoGP昇格が公表された当初は、彼がMoto2とMoto3に参戦した4年間で1勝しか挙げていないことも関係して、しばしばその抜擢に疑問の目が向けられた。しかし当のクアルタラロは、そうした低評価が自分を奮い立たせる材料となったと話している。
実際、MotoGP4戦目となるスペインGP予選で、彼は現チャンピオンのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が持っていた、MotoGP史上最年少ポールポジション獲得記録を更新するなど、序盤からそうした疑問の視線を覆す結果を示した。
■「ヤマハ時代のロレンソを思い出す」マルケス、クアルタラロが来季のライバルと明言
彼はその後も快進撃を続け、今季は計5度のPPに7回の表彰台を獲得。ランキングでも5位につけるなど、MotoGPのスーパースターの座に手をかけてみせた。
「僕はチャンスを得たんだ。みんなが『君はMotoGPのシートに値しない』って言っていたのを覆して、彼らが間違っていると証明するチャンスをね」
クアルタラロはそう語った。また彼は、ルーキイヤーでの勝利を手にする目前まで何度も近づきながらも、最終的に未勝利で終わった。しかし、彼はそれについて気にしていないという。
「たしかに、今シーズンで勝利できていれば、もっと良かっただろう。でも知っての通り、去年は悪評……アイツは(MotoGPに昇格する)準備ができていない、行くだけの経験が無い、なんてことをたくさん言われた」
「それでも僕は、テストに懸命に取り組んだ。そしてシーズン中には7回の表彰台を獲得して、ポールポジションも獲った。僕は、自分たちが今いるこのポジションに値すると思っている」
「チームの皆は僕を信じて、シーズンの間に素晴らしい仕事をしてくれた。みんなに感謝したい」
クアルタラロのチームメイトであり、MotoGP2年目の先輩でもあるフランコ・モルビデリは、今シーズンをランキング10位で終えた。後半戦に入ると彼はトップ6の常連となりつつあったものの、シーズン全体ではルーキーのチームメイトの後塵を拝してしまった。
「イギリスやミサノGPあたりから、僕らは毎週末トップ5を争えるようになった。だから、かなり良いレベルにつけていると思う」と、モルビデリは言う。
「今シーズン全体には満足している。特に後半戦だ。転倒が多かったかもしれないけど、時にはこういう年もある。それでも全体的には満足しているんだ」
そして、クアルタラロというルーキーの台頭に対処することの難しさを訊かれたモルビデリは、次のように答えている。
「もちろんそれは難しい。僕だけじゃなく、皆にとって難しい事だと思うよ。彼はキノコが地面から出てくるようにポンと現れて、素晴らしいパフォーマンスを示すと、信じられないような仕事をした。もちろん最初は(対処するのが)難しかった。でもよくあることさ」
「彼は今シーズン成し遂げた結果に値するよ。彼は僕らのお手本だし、僕も来年をより準備できた状態で始められるように、そしてファビオと戦えるよう懸命に取り組んでいくつもりだ。もちろんファビオだけではなく、グリッド上の他のライバルもだけどね」
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