レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、NTTインディカー・シリーズについて、観戦するのは大好きだが、現時点では参戦したいとは思わないと語った。「オーバルコースはリスクが高い」というのがその理由だ。
この数年、複数のF1ドライバーが拠点をヨーロッパからアメリカへと移し、アメリカ最高峰のシングルシーターであるインディカーに挑んでいる。
ルンガーがレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングと複数年契約でインディカーフル参戦
F1ドライバーのなかで最近転向したのは、昨年までハースに在籍していたロマン・グロージャンだ。2022年以降に向けては、ニコ・ヒュルケンベルグが10月25日にアロウ・マクラーレンSPからインディカー初テストを行っている。アロウ・マクラーレンSPは、メルセデスからフォーミュラEに参戦する元F1ドライバー、ストフェル・バンドーンにもテストの機会を与える予定だ。また、アルピーヌF1育成ドライバーのクリスチャン・ルンガーは、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングと2022年からの契約を結び、シリーズフル参戦が決まった。
フェルスタッペンは、インディカー・シリーズに注目し続けている。ただ、自分が参加する可能性を検討するというよりも、いちファンの立場で楽しんでいるのだという。
「(インディカーのレースを)観戦するのが大好きなんだ。もちろんF1とは少し異なっているけれど、インディカーも素晴らしいし、見ていてとても面白い」と、フェルスタッペンは『NBC Sports』に対して語った。
「僕としては、F1にいられて幸せだと思っている。個人的にオーバルコースがそれほど好きではないからね。市街地コースやロードコースは良いけれど、オーバルでレースしたいとは思わない」
フェルスタッペンは、F1レースにおいて危険な状況が起こり得ることを当然承知しているが、オーバルで時速200マイル(約時速320km)でレースをすることは、あまりにもリスクが大きいと考えている。
「大クラッシュを喫してしまう可能性が高い、ということだ」とフェルスタッペンは言う。
「もちろん、F1でも衝突のリスクがあることは承知している。けれど、壁に時速200マイルを超えるスピードでぶつかるというのは、楽しい出来事ではないはずだ」
「そのリスクはインディカーのほうが高い。殊に、誰かと衝突して壁に突っ込んでしまった場合、良くない結果を招いたケース、重傷につながってしまったケースがいくつもある」
「僕は、観戦するのが大好きだし、走っているドライバーたちのことをすごく尊敬している。だけど、僕はいまの場所にいるのが幸せだ」
一方でフェルスタッペンは、インディカーでチャンスをつかもうとするドライバーたちの気持ちは理解できると述べている。
「アメリカで成功するために全力を注いできたドライバーもいる。たとえばリヌス(・ヴェーケイ)のようにね」とフェルスタッペンは言う。オランダ出身21歳のヴェーケイはアメリカでキャリアを積み、2020年からインディカー・シリーズに参戦している。
「彼は純粋にこう考えたんだ。『オーケー、僕はアメリカでの活動に注力する。アメリカで成功してみせる』ってね。 なぜならインディカーは、いわばアメリカのF1というべきものだからだ」
「F1で走るチャンスがあるかどうかというのも多少関係してくる。自分にふさわしいシートがないこともあるんだ」
「インディカーはレベルがものすごく高いから、とても良い選択肢になる。インディカーには素晴らしいコースがあるし、優れたチームもそろっている」
「だから、たとえばフォーミュラEではなくインディカーで走る機会をつかんだドライバーがいたとして、僕はその決断を理解できる。インディカーのほうが速いし、従来のレースカーだからね」
「今、FIA-F2にいて、F1への道筋が見えないドライバーのなかに、インディカーへ向かおうとする人もいるが、その理由はそこにあるのだと思う」
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