ランブレッタ、ファンティック・キャバレロ、ブリクストンなど、欧州を中心に世界各国のモータサイクルブランドの輸入販売を手掛けるモータリスト。他には無いオリジナリティを持ち、さらにしっかりとした製品群を揃えているのでファンが多い。東京モーターサイクルショー2024のブースでモータリストの最新情報を探る。
1960年代に創業したファンティック社が手掛けるストリートスクランブラーモデル「キャバレロ」。オーソドックスでありながらもしっかりとした存在感を持つ人気モデル。並列2気筒エンジンを搭載したニューモデル「キャバレロ700」が展示されている。
通りすがりの来場者が「これ、最近街中でよく見かける!」と話していた「キャバレロ500」。赤いカラーリングが目に留まるということもあるが、オーソドックスでありながらもしっかりとした個性を備えている証拠だ。乗りやすく、飽きがこない一台である。
モッズカルチャー最盛期に一世を風靡したイタリアの名門スクーターブランド、ランブレッタも現代に復活を遂げている。伝統のスチール製モノコックボディから得られる走りは上質であり、少し走らせるだけでもプレミアムスクーターの世界観を知ることができる。
英国のストリートカルチャーにインスピレーションを受けて誕生したブランド、ブリクストン。そのフラッグシップモデルとなるのが「クロムウェル1200」だ。1200cc並列2気筒エンジンは強大なトルクを発生させエキサイティングな走りを楽しめる。149万6000円という価格も魅力。
“X”の文字をイメージしたタンク形状が斬新なブリクストンの「クロスファイア500」。カフェレーサータイプやスクランブラータイプがあるほか、原付二種クラスのクロスファイア125もラインアップされている。人とは違う個性的なバイクを求めるならコレ。
クロームメッキ処理された眩しいばかりの燃料タンクが人の目を惹きつけるブリクストンのスクランブラーモデル「フェルスベルク125XC」。コンパクトで軽量なのでストリートライドを楽しめることはもちろん、未舗装路でもどんどん入っていける。車両価格49万5000円。
中国重慶にあるバイクメーカーNICOTの「E-フォックスSS」。公道走行可能な電動トレールバイクで、電動バイクならではのトラクションの良さ、静粛性を活かして、野山を自在に駆け巡ることができる。トレリス構造のフレームワークもカッコ良い。74万円。
190cc空冷単気筒エンジンを搭載したNICOT「PT190」。フロント19インチ、リア16インチでコンパクトなボディワークながらもサスペンションストロークは十分確保されており、走破性も高い。ファンバイクとして一台欲しい。価格44万円。
ライディングウエアブランドであるPANDOモトやインカムのLEXINなどもモータリストがインポーター業務を行っている。さながらバイクライフの総合商社と言ったところであり、製品群も魅力的な物ばかりなので東京モーターサイクルショーのブースに並ぶものを見てるだけでも目の付け所の良さが伝わってくる。
なんとも独特なスタイリングで纏められた電動オフロードバイク、ゴーワオの「オーリ」。その特徴的なデザインは遠くからでも目に入り、思わず近寄って写真を撮る来場者も多くいた。こういった意欲的なモデルをどんどん取り入れてくれることがモータリストの大きな魅力となっている。
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