現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 過去と未来の融合。往年のスカイラインとサステナブル車両がニスモフェスティバル2023でデモ走行

ここから本文です

過去と未来の融合。往年のスカイラインとサステナブル車両がニスモフェスティバル2023でデモ走行

掲載
過去と未来の融合。往年のスカイラインとサステナブル車両がニスモフェスティバル2023でデモ走行

 12月3日に静岡県の富士スピードウェイで開催されているニスモフェスティバル2023。イベントでは多くのプログラムが行われており、正午のウェルカムセレモニー終了後は電動化技術やCNF(カーボンニュートラルフューエル)を活用した車両と、歴代スカイラインたちがそれぞれデモ走行するプログラムが行われた。

 まず12時40分から開始された『Sustainable Motorsports』では、ニッサンがシリーズ唯一の日本メーカーとして参戦している電動化技術の象徴であるABB FIAフォーミュラE世界選手権、2023年シーズンからCNFが導入されたスーパーGT GT500クラスのMOTUL AUTECH Z、リーフニスモRCなどがデモ走行を行った。

2024年型ニッサンZ GT500がサプライズ走行。松田次生による挨拶でニスモフェスティバル2023開幕

 フォーミュラEのマシンは先代“Gen2”での走行となったものの、そのステアリングは現在ニッサン・フォーミュラEチームからシリーズに参戦しているサッシャ・フェネストラズが握った。そのほかのマシンはMOTUL AUTECH Zをロニー・クインタレッリ、リーフニスモRCを高星明誠、リーフニスモRC 02を松田次生、市販車のアリアをオリバー・ローランド、サクラを千代勝正、リーフを平峰一貴がドライブした。

 デモ走行では電動車両の特徴とも言える鋭い加速をみせながらも、MOTUL AUTECH Z以外のマシンからは走行音がそれほど聞こえないという、新時代を感じさせるものになった。走行を終えたフェネストラズは「この場に戻ってくることができて本当に嬉しい。来年はニッサンのホームとも言える日本の東京でフォーミュラEのレースが開催されます」と日本語で挨拶を行った。

 さらにフェネストラズは続けて「チケットは1月17日に発売されます」と爆弾発言。「みなさんぜひチケットを購入してレースを見に来て下さい。僕も全力で頑張ります」と笑顔で語った。なお、フォーミュラE東京大会の観戦チケットに関しては公式からの声明がまだ出ていないことには注意してほしい。

 続く14時45分からは、ニッサンのモータースポーツ活動を彩った歴代スカイラインたちによるデモ走行『NISSAN MOTORSPORTS HERITAGE RUN ~HISTORY SKYLINE~』が行われた。

 このヘリテージランにはプリンススカイラインGT、スカイラインHT 2000GT-R、トミカスカイラインターボ、リーボックスカイライン、カルソニックスカイライン、ニスモGT-R LMが参加。残念ながら“幻のGT-R”と呼ばれた1972年のスカイライン2000GT-Rはトラブルにより走行できなかったもの、歴代スカイラインによるデモ走行は多くのファンを釘付けにした。

 ニスモフェスティバルでは5年ぶりの走行となったトミカスカイラインターボをドライブした長谷見昌弘は、走行終了後に「今もこうして走行できるのはニスモさんのおかげです」と語り『当時の記憶が蘇ってきますか?』との問いには「一度(記憶に)染み込んでしまっているので忘れられないですね」と語った。

 そして自身の代名詞とも言えるカルソニックブルーのR32型スカイラインGT-Rのステアリングを握った星野一義は「35歳くらい若返ったかな」と笑顔をみせる。

「この直列6気筒のエンジン音は最高だよね。もうちょっと走りたかったな」と続けると、グランドスタンドのお客さんから大きな拍手が沸き起こりデモ走行は幕を閉じた。

こんな記事も読まれています

地獄の渋滞「川越市」念願の"4車線化"事業に反響多数!?「ここはひどい」「金曜夕方は地獄」中心部バイパスの「川越北環状線」拡幅どこまで進んだ?
地獄の渋滞「川越市」念願の"4車線化"事業に反響多数!?「ここはひどい」「金曜夕方は地獄」中心部バイパスの「川越北環状線」拡幅どこまで進んだ?
くるまのニュース
「ポールスター3」に後輪駆動のエントリー仕様、EV航続はシリーズ最長650kmに
「ポールスター3」に後輪駆動のエントリー仕様、EV航続はシリーズ最長650kmに
レスポンス
メルセデス・ベンツ唯一のカブリオレモデル 新型「CLEカブリオレ」日本上陸 新たな名前で登場した4座オープンカー
メルセデス・ベンツ唯一のカブリオレモデル 新型「CLEカブリオレ」日本上陸 新たな名前で登場した4座オープンカー
VAGUE
日独韓のスポーツハッチ比較:GRヤリス、ゴルフR、アイオニック5N
日独韓のスポーツハッチ比較:GRヤリス、ゴルフR、アイオニック5N
レスポンス
自転車や電動キックボードとは違って「歩行者」扱い! 乗る高齢者も周囲の人も覚えておくべき「電動シニアカー」のルール
自転車や電動キックボードとは違って「歩行者」扱い! 乗る高齢者も周囲の人も覚えておくべき「電動シニアカー」のルール
WEB CARTOP
”3年ぶり復活”のトヨタ「ヴィッツ」に期待!? 約145万円の全長3.7m級「コンパクトカー」! MTもある「最新モデル」南アフリカで活躍
”3年ぶり復活”のトヨタ「ヴィッツ」に期待!? 約145万円の全長3.7m級「コンパクトカー」! MTもある「最新モデル」南アフリカで活躍
くるまのニュース
父とチーム代表の“場外乱闘”に巻き込まれたフェルスタッペン。事情を把握し「避けられたシナリオだった」
父とチーム代表の“場外乱闘”に巻き込まれたフェルスタッペン。事情を把握し「避けられたシナリオだった」
motorsport.com 日本版
新時代を思わせるデザインと性能!!  電動スポーツスクーターFELO「FW07」が気持ちいい!
新時代を思わせるデザインと性能!! 電動スポーツスクーターFELO「FW07」が気持ちいい!
バイクのニュース
夏場のオーバーヒート対策! 強化ラジエターキャップの選び方~カスタムHOW TO~
夏場のオーバーヒート対策! 強化ラジエターキャップの選び方~カスタムHOW TO~
レスポンス
レベル4自動運転技で大手自動車メーカー2社と提携、イスラエル企業が短距離LiDAR納入へ
レベル4自動運転技で大手自動車メーカー2社と提携、イスラエル企業が短距離LiDAR納入へ
レスポンス
メルセデスAMG SL【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
メルセデスAMG SL【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル詳報】最新モデルは個性明快。ホンダ・ヴェゼルのクラスレスな魅力を体感
【最新モデル詳報】最新モデルは個性明快。ホンダ・ヴェゼルのクラスレスな魅力を体感
カー・アンド・ドライバー
いすゞ新型「“3列7人乗り”SUV」公開! めちゃ「スポーティグリル」&ド迫力ブラック顔! 新型「MU-X」タイで展示
いすゞ新型「“3列7人乗り”SUV」公開! めちゃ「スポーティグリル」&ド迫力ブラック顔! 新型「MU-X」タイで展示
くるまのニュース
「日本人の平均年収は458万円」でBMWの人気セダン「5シリーズ」は買えますか? 「無理のない購入」には年収はいくら必要か!?
「日本人の平均年収は458万円」でBMWの人気セダン「5シリーズ」は買えますか? 「無理のない購入」には年収はいくら必要か!?
VAGUE
スズキ バンディット400[名車バイクレビュー] レプリカブーム後に生まれた、オシャレ路線のスポーツネイキッド
スズキ バンディット400[名車バイクレビュー] レプリカブーム後に生まれた、オシャレ路線のスポーツネイキッド
WEBヤングマシン
ホンダ新型「コンパクトカー」発表! イケメン顔に「顔面刷新」! スポーティな「RS」のみ&全長4.3m級のボディの「シティ」フィリピンに登場
ホンダ新型「コンパクトカー」発表! イケメン顔に「顔面刷新」! スポーティな「RS」のみ&全長4.3m級のボディの「シティ」フィリピンに登場
くるまのニュース
街中でひときわ目立つ「ラッピングバス」 その広告効果が全然あなどれないワケ
街中でひときわ目立つ「ラッピングバス」 その広告効果が全然あなどれないワケ
Merkmal
ブリヂストン、ハイグリップスポーツタイヤ『ポテンザRE-10D』発売。GR86/BRZ Cupで使用可能
ブリヂストン、ハイグリップスポーツタイヤ『ポテンザRE-10D』発売。GR86/BRZ Cupで使用可能
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村