ルクレール無念、2023年は最悪のスタートに。トラブルに加え「レッドブルより1周1秒も遅かった」｜F1開幕戦バーレーンGP

　フェラーリのシャルル・ルクレールにとって、F1開幕戦バーレーンGPの決勝は厳しい結果に終わった。レッドブルにレースペースの面で全く対抗できなかった上、マシントラブルでリタイアとなったからだ。

　ルクレールはスタートでセルジオ・ペレス（レッドブル）を交わして2番手でレースを進めたものの、コース上でペレスにオーバーテイクを許して3番手に後退。そして40周目にパワーユニット（PU）の出力が下がってしまい、コースサイドでレースを終えることになってしまった。

　レース直後、ルクレールはリタイアの原因を知らなかったが、1周あたり1秒と推定されるレッドブルに対するペース差にすでに苛立っていた。

「いい感じとは言えないよね。冬の間、かなりたくさんの作業をしたけど、それを続ける必要がある。最初のレースで信頼性トラブルが起きたなんて、明らかに良くないよね」

　フェラーリは、レース前にルクレール車のエナジーストアを交換している。エナジーストアは年間2基しか使用できないPUエレメントだが、それを開幕戦で交換してしまったのだ。もちろん、1基目のエナジーストアが使えなくなったとは限らないし、今回のトラブルの原因がエナジーストアにあるかはまだ分からないが、早々に2基目を使用することはポジティブとは言えないだろう。

「ペースが1秒遅かったから、正直なところあまり自信がなかった。レッドブルはレースペースの面でなにか大きなモノを発見したようだ」

「予選のペースは僕たちとほぼ同じで、少なくとも昨日はラップタイムを引き出すことができた。でも決勝では1周1秒の遅れが出てしまった。だから僕たちは信頼性に加えてそれについても考えなくちゃいけない」

　ルクレールは、トラブルがなければ3位でレースを終えることができたと考えている。実際のレースではルクレールがリタイアした後、カルロス・サインツJr.（フェラーリ）を攻略したフェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）が3位となっている。

　ルクレールはアストンマーチンについて「彼らは速いみたいだね」と話した。

「今日は3位を獲得することが可能だったと思う。後ろとは少しマージンがあったし、最後のスティントは上手くマネジメントできていた」

「彼らがもう少し後ろからスタートしていたら、分からないよ。それにバーレーンは非常に特殊なサーキットだから、次のレースで少しでも状況が変わればいいけど、それに頼ってはいけない」

Comments

リアウィングのテストの振動の可能性がある。それから接触不良かな。地で言っているわけでは無いのだが、だからフェラーリに言っている。