カナダのビリオネアほか、複数投資家と協議中
text:Jim Holder(ジム・ホルダー)
【画像】サブブランド「AMR」を冠したクルマたち【ディテール】 全92枚
translation:Taeko Yamamoto(山本妙子)
英アストン マーティンは証券取引所向けの声明において、複数の潜在的投資家と協議中であることに言及。
「弊社は、資金調達要件およびさまざまな資金調達オプションを検討しています」
「また、長期的な関係構築に向けて、株式投資を含む場合もそうでない場合も含め、複数の潜在的な戦略的投資家と初期段階での議論を行なっています」
「おって、適切なタイミングで内容を公表いたします」
先週、AUTOCAR英国編集部はRaceFans.netと連携し、カナダの億万長者ローレンス・ストロールによるアストン マーティンの買収可能性をいち早く公表した。今回、同社は協議の事実を正式に認めたことになる。
中東、インド、中国の競合メーカーも
また、英フィナンシャル・タイムズは本日、ストロール以外の投資家もアストン マーティンへの出資に関心を示していることを明らかにした。
その中には、中東、インド、中国に本拠地を置くライバル自動車メーカーおよび企業も含まれるという。
以下、前回記事(12/9付掲載)からの抜粋
ローレンス・ストロールは、推定資産が20億ポンド(約2851億円)を超えると言われるカナダの大富豪だ。F1ドライバー・ランスの父でもあり、(ランスの所属する)レーシングポイントF1チームのオーナーでもある。
また、クルマのコレクターとしても名高い。その中には、世界で最も貴重なクラシックフェラーリのコレクションと称されるものも含まれる。
投資や所有の対象はクルマだけではなく、ファッション・ジュエリー業界にも及ぶ。仏ピエール・カルダン、米ラルフ・ローレン、米トミー・ヒルフィガー、英アスプレイ、英ガラードなどに投資し、ブランドを構築している。
株価低迷、DBXに期待
投資家として、そしてクルマのコレクタ―としての彼の関心が、今回はアストン マーティンの支配権獲得へ向けられたものと思われる。
現在、アストン マーティンの株価は低迷し、販売状況は予想を下回っている。
一方、先ごろ正式発表された初のSUV「DBX」の予約注文は予想を上回る見込み。
おそらく、彼は成功すると見積り「今が買い時」と判断したのだろう。ただし、実際に納車が始まるのは2020年の半ばを過ぎてからだ。
ローレンス・ストロールは、RaceFans.netへの回答を拒否。
今上半期は114億円の損失計上
レーシングポイントF1チーム、そしてアストン マーティン※はともに、シルバーストンに拠点を置いている。
※本社所在地は、ウォリックシャー州ゲイドン。
アストン マーティンの株価は、現在5ポンド(約713円)前後で推移。売出価格17ポンド(約2424円)前後の高値から大きく下回っている。
現在、株式の過半数はクウェートを拠点とするAdeem Primewagonグループが保有。約3分の1は、イタリアのPEグループ、インベストインダストリアル傘下のストラテジック・ヨーロピアン・インベストメントグループが保有している。
メルセデスの親会社であるダイムラーも同社株の4%を保有。ダイムラーは、ストロールが所有するレーシングポイントF1チームにエンジンを供給している会社でもある。
アストン マーティンは2018年の上場以来、厳しい評価を受けている。時価総額は約50億ポンド(約7136億円)。今年初めには、世界的な需要の減速に直面し販売予測を大幅に下方修正した。2019年上半期で、8000万ポンド(114億円)近く損失を計上している。
(Dieter Renckenによる追加報告)
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