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ボルボ、最新世代90系に1万円以下で追加可能な先進安全機能ソフトウェアを発売

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ボルボ、最新世代90系に1万円以下で追加可能な先進安全機能ソフトウェアを発売

 その創業以来、安全性の代名詞的存在として自動車の衝突・予防安全機能向上を社是として歴史を築いてきたボルボが、2016~2018年式の最新世代90系シリーズ(S90、V90、V90 Cross Country、XC90)向けに先進安全・運転支援技術の最新機能4種を追加するアップグレードソフトウェアを新設定。2月20日より発売を開始した。

 これらの機能はすでに既存車種に搭載済みのセンサーやカメラ類を活用するソフトウェアとなり、いわゆるコーディングによって追加機能を開放する方法が採られる。

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 今回追加された先進安全・運転支援技術は、道路逸脱回避支援機能の『ランオフロード・ミティゲーション』、後車衝突回避支援機能付ブラインドスポット・インフォメーション・システムとなる『ステアリング・アシスト付BLIS』、対向車線衝突回避支援機能の『オンカミング・レーン・ミティゲーション』、そして『City Safety対向車対応機能』の合計4種類となる。

 ボルボが世界初導入した『ランオフロード・ミティゲーション』は、道路上から逸脱、脱落するようなステアリング操作や車両軌道を検知した場合、同機能がステアリング操作に介入するとともに必要に応じて元の車線に復帰するためのブレーキ制御も実施。道路上からの脱落による事故の甚大化を未然に防ぐ機能となっている。

 そして今や他社にも広く標準化が進んだブラインドスポット・インフォメーションの発展版となる『ステアリング・アシスト付BLIS』は、Aピラー付け根やサイドミラー内のマーカーランプで後方から接近する車両を知らせるボルボ独自のBLIS作動中に、車線変更や自車線からの逸脱により、隣接車線を走行する車両と接触する危険が生じた場合にステアリング操作を修正して衝突回避をアシストする。

 そしてドライバーが意図せずに対向車線へはみ出し、向かってくる車両との衝突危険性が高い場合、こちらもステアリング操作を補って衝突回避をアシストする『オンカミング・レーン・ミティゲーション』と、逆に対向車線から自車線へ侵入してきた対向車の接近を検知し、衝突回避が難しい場合の被害を最小限に食い止めるべくブレーキを作動させ衝撃軽減を図る『City Safety対向車対応機能』の全4種類の機能が設定された。

 注目はその機能追加に要する費用で、『ランオフロード・ミティゲーション』、『ステアリング・アシスト付BLIS』、『オンカミング・レーン・ミティゲーション』の3機能はセットメニューとなり、2016~17年式の『XC90』と2017年式の『S90、V90、V90 Cross Country』対応で工費込み税込9288円と、1万円を切るアフォーダブルな価格設定に。

 同じく『City Safety対向車対応機能』は単一メニューながら2016~18年式の『XC90』と2017~18年式の『S90、V90、V90 Cross Country』対応で、こちらも工費込み税込9288円と、驚きの価格設定となっている。

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