テクニカはモダン・ランボの「技」をフル投入した熟成モデル
ランボルギーニ・ウラカンの完熟モデル、テクニカがついに日本に上陸した。サブネームの意味するところは、もちろん「技術」。ただし、それは単純に車両テクノロジーを意味するものではない。ラグジュアリーイメージやトラック(サーキット)性能といった「昔はなかったモダンランボの魅力」を表現するため、持てる「技」をすべて注ぎ込んだという誇らしい思いの表れでもある。
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ウラカン・テクニカは2003年に登場したV10自然吸気ミッドシップスーパーカーシリーズの最終章だ。2万台超という大成功作となった「ウラカンの10年」と、1万4000台を生産した「ガヤルドの10年」を含めた完成形。20年にわたった「技の結晶」である。
2003年以来、筆者はすべてのサンタアガータ製V10ロードカーを試す機会に恵まれた。ガヤルドとウラカン合わせて3万5000台以上に達したV10・NAミッドシップスーパーカーのデビューが筆者のフリー人生のスタートとほぼ重なっていたこともあり、個人的にも思い入れが深い。
STOと同じシャシー制御を持つだけあって、ワインディングロードでのお楽しみは、クラス最高レベル。意のままのドライビングフィールとはこのことだ。ライバルの硬派モデルと比べても「楽しさ」という点ではまるで遜色ない出来栄えだった。
次世代モデルはPHEVになる。おそらく高効率のV8を積んでくるだろう。それはそれで楽しみだけれども、体に心地よく残ったV10・NAの余韻が未来の電動化を残念がっているようにも思えた。
ランボルギーニ・ウラカン・テクニカ 主要諸元
グレード=ウラカン・テクニカ
価格=7DCT 2999万2916円
全長×全幅×全高=4567×1933×1165mm
ホイールベース=2620mm
乾燥重量=1379kg
エンジン=5204cc・V10DOHC40V
エンジン最高出力=64hp/8000rpm
エンジン最大トルク=565Nm/6500rpm
サスペンション=前後ダブルウィッシュボーン
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ=フロント:245/30R20/リア:305/30R20
駆動方式=MR
乗車定員=2名
0→100km/h加速=3.2秒
最高速度=325km/h
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