ロードアメリカで行なわれたインディカーシリーズの第3戦。佐藤琢磨は(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、8位でレースを終え、3戦連続のトップ10フィニッシュを果たした。
ダブルヘッダーで開催された今回のロードアメリカ戦。佐藤はレース1で、一時最後尾まで後退しながらも粘りの走りで9位となったが、レース2に向けてマシンのセットアップを大幅に変更したのだという。
「昨日以来、マシンのバランスが改善できなかったので、昨晩は大幅な変更を行ないました。したがって、ちょっとしたギャンブルというか、分からないところがある状態で予選に臨みました」
佐藤は、チームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「予選では2セットのレッド・タイヤを使わなければならず、これは決勝レースでの戦い方を犠牲にするものですが、これでスターティングポジションを上げられるので“よし”としました」
決勝では、またしても不運な展開でスタート直後にポジションを落とすも、粘りの走りで挽回。次戦以降もこの流れを保っていきたいと語った。
「スタートでは、僕の前を走るドライバーたちが大きなクラッシュを演じて行き先がなくなったため、過去の3レース同様、大きく順位を落としました。その後、徐々に挽回を図っていきます。また、ピットストップではメカニックたちが素晴らしい働きをしてくれました。結果的にかなりポジションを上げて終盤は8位を目指して戦いました」
「決して理想的な展開ではありませんが、ペンスキーと争ったのですからそれほど悪くないと思います。ここまで10位、9位、8位と決勝の順位が徐々によくなっているので、次のアイオワでもこの流れを保てることを期待しています。次戦も全力で戦います!」
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