現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > スカイダイビングはレースにも“効く”……ミック・シューマッハー趣味を熱く語る「1600回は飛んでる」

ここから本文です

スカイダイビングはレースにも“効く”……ミック・シューマッハー趣味を熱く語る「1600回は飛んでる」

掲載 3
スカイダイビングはレースにも“効く”……ミック・シューマッハー趣味を熱く語る「1600回は飛んでる」

 元F1ドライバーのミック・シューマッハーは、趣味のひとつであるスカイダイビングが、レースでの”切れ味”を保つ助けになっていると語った。

 2021~2022年にかけてハースからF1に参戦したシューマッハー。F1復帰の意思を捨てずに持ちつつ、今季はアルピーヌからWEC(世界耐久選手権)に参戦している。

■ハミルトン、ラルフ・シューマッハーの同性交際カミングアウトに「ポジティブだけど、まだ長い道のりがある」

 そんなシューマッハーには意外な“早口”で語る趣味がある。それがスカイダイビングだ。彼はmotorsport.comの取材を受けた際、自由な時間に何をしているのかという話となったときに、ジムやサイクリングと同じように、かなり気軽に「スカイダイビング」が好きだと答えた。

 インタビュアーの興味を惹いたその“スカイダイビング”という単語を拾った瞬間、シューマッハーは態度を変え、その趣味について熱く語ってくれた。

「僕の最初のスカイダイビングは、覚えているのが正しければ8歳か9歳のときだった。当然だけどタンデムでのジャンプだよ。基本的に上空へ上がっていたときはそんなに好きではなかったんだけど、姉がジャンプしちゃったから、僕も『ちくしょう、姉ができたなら今は僕もやらなきゃ』となったんだ」

「それで目を閉じたままジャンプしたんだ。ただその時にすごく気に入ってしまって、すぐにまた挑戦したよ」

「16歳になると自分だけでジャンプするようになった。それから1600回はジャンプして、今はライセンスも持っているんだ」

 シューマッハーによると、F1で7度王者に輝いたルイス・ハミルトンもスカイダイビングを楽しんでおり、ふたりでダイビングしたこともあるという。



 そして、アドレナリンが“ドバドバ”出るスカイダイビングの趣味は、レーシングドライバーとしても役立つものであり、F1界のレジェンドであり父であるミハエル・シューマッハーと共有できることでもあると話した

「スカイダイビングは自分の身体についてよく知ることのできる機会というだけではなく、手、足、身体や頭、目などがどう動いて何をしているのかが分かる。そしてレースをしているときに何をすべきなのかの考えをもたらしてくれるし、天気や風についての知識も得られる」

「時には奇妙な状況に追い込まれてしまうときもあって、素早く行動する必要がある。レースからどうやって動くべきかは学んでいるけど、何度も繰り返すと役に立つ。特にマシンに乗っている時のように周りが安全ではない場合なら、なおさらにね。僕はスカイダイビングが大好きだけど、それは父と共有できるものだからでもある」

 メルセデスのリザーブドライバーを務めつつWECに参戦するシューマッハーだが、彼はF1再挑戦のチャンスを諦めていない。

 彼は証明すべきことはまだたくさんあり、批判をねじ伏せたいという思いを明かし、次のように語った。

「アルピーヌと働くことは、F1チームが僕のことをより良く知る機会になっている。よりバランスの取れたドライバーになって、いろいろな分野に挑戦することもできるんだ。それはたとえ1%だとしても、僕に(チャンスを)与えてくれるし、助けになってくれる」

「僕の今のバックグラウンドはチームに価値をもたらせると思う。自分の力を証明するためには厳しい時期も乗り越える必要があるけれど、僕はパドックで笑顔とモチベーションに満ちているよ」

「成功するまで僕は挑戦し続けるし、諦める理由は見当たらない。F1に戻ることが僕の目標なんだ。子供の頃からの夢で、諦めるつもりはない」

「まだ証明すべきことはたくさんある。僕のことをジュニアカテゴリーから知っている多くの人がいるけど、ハースでの僕の姿しか知らない人もいる。僕への判断が間違ったモノだったと証明したいことがたくさんあるんだ」

「外部に履歴書を手渡しに行く必要は無いと思う。皆、僕のやっていることを見ているからね。ただ僕が(アルピーヌの)内部でどう働いているかは知られていない。そこは秘密になっているんだ」

「僕がどれだけ懸命に取り組んでいるかが知られれば、彼らの判断もまた違ったものになるだろう」

こんな記事も読まれています

スズキ「スイフトスポーツ」生産終了!? 貴重な「めちゃ安いMTハッチ」今後どうなる! 最後を飾る「特別なスイスポ」12月登場も「次期型」のウワサは?
スズキ「スイフトスポーツ」生産終了!? 貴重な「めちゃ安いMTハッチ」今後どうなる! 最後を飾る「特別なスイスポ」12月登場も「次期型」のウワサは?
くるまのニュース
一体なぜ? 自賠責保険への加入が必須の理由とは
一体なぜ? 自賠責保険への加入が必須の理由とは
バイクのニュース
これはリアビューカメラ? ジャガー、次世代EVコンセプトの新たな画像を公開
これはリアビューカメラ? ジャガー、次世代EVコンセプトの新たな画像を公開
AUTOCAR JAPAN
一般車両侵入でSS12中止のラリージャパン、主催者に約800万円の罰金! 執行猶予付き1600万円の追加罰金も
一般車両侵入でSS12中止のラリージャパン、主催者に約800万円の罰金! 執行猶予付き1600万円の追加罰金も
motorsport.com 日本版
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
くるまのニュース
新型3列シート電動SUV『アイオニック9』正式発表、充電中は4人が広々休憩も…ロサンゼルスモーターショー2024
新型3列シート電動SUV『アイオニック9』正式発表、充電中は4人が広々休憩も…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス
全国に「警察軽トラ」配備へ なぜ? 警察庁初の取り組み、理由は? ダイハツ製61台を24年度中に導入! 各都道府県警察で運用
全国に「警察軽トラ」配備へ なぜ? 警察庁初の取り組み、理由は? ダイハツ製61台を24年度中に導入! 各都道府県警察で運用
くるまのニュース
転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
バイクのニュース
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
レスポンス
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
motorsport.com 日本版
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
バイクのニュース
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
ベストカーWeb
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
WEB CARTOP
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
日刊自動車新聞
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
AutoBild Japan
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
くるまのニュース
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
VAGUE

みんなのコメント

3件
  • tnw
    スポーツカーは好きだがもっと質素にしたい。しかしそれは普遍的では無いが不可能なんだ。
  • エガちゃんねらー
    やっぱレーサーは頭のネジがとんでんだな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村