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2023年の富士24時間が開幕。総合ポールはA、Bドライバー予選ともに首位のHELM GTRが獲得

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2023年の富士24時間が開幕。総合ポールはA、Bドライバー予選ともに首位のHELM GTRが獲得

 5月26日、静岡県の富士スピードウェイでENEOS スーパー耐久シリーズ2023第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』の公式予選が行われ、ST-XクラスのHELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次/ヤン・マーデンボロー/ショウン・トン)が総合ポールポジションを獲得した。

 近年多くのエントラント、ファンを集め盛況となっているスーパー耐久。なかでもこの“富士24時間”はシリーズ唯一、さらに現在国内唯一の24時間のレースとして開催され、2023年で6回目を迎える。今回は8クラス52台のマシンがエントリーを行い、予選日となる26日12時からAドライバーとBドライバーの合算タイムで争われる公式予選がドライコンディションでスタートした。

【順位結果】2023スーパー耐久第2戦富士 公式予選

 FIA-GT3マシン5台が争うST-Xクラスで速さを披露したのは、昨年の富士24時間を制しているHELM MOTORSPORTS GTR GT3だ。HELM GTRはまずAドライバー予選で鳥羽豊が1分40秒861というタイムを記録してクラストップで予選を終える。

 続くBドライバー予選でも平木湧也が1分39秒465をマークしたHELM GTRは連続クラストップとなり、合算タイムで3分20秒326を記録。2番手を0.767秒引き離して総合ポールポジションを獲得した。その2番手には中升ROOKIE AMG GT3が合算で3分21秒093で続き、3番手にDENSO LEXUS RC F GT3、4番手にKCMG NSX GT3、5番手にDAISHIN MPRacing GT-R GT3という結果になっている。

 GT4規格車両10台が争うST-Zクラスでは、Aドライバー予選では埼玉トヨペットGB GR Supra GT4が首位で終えるも、Bドライバー予選で千代勝正が駆るPorsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CSが首位に。この2台がクラスポールの座を争い、最終的に0.038秒差で埼玉トヨペットGB GR Supra GT4がST-Zのポールポジションを奪っている。

 今回の富士24時間には6台がエントリーするST-Qクラスは、ニッサン/NMCが投入するニッサンZ・レーシングコンセプトが速さをみせ、Aドライバー予選で平手晃平、Bドライバー予選で佐々木大樹がそれぞれ1分46秒台のタイムを叩き出し、ST-Zを上回る3分33秒655でクラストップになった。

 ST-Qクラスの2番手には3分50秒389でORC ROOKIE GR86 CNF conceptが続き、もう一台の注目マシンであるTeam HRCのホンダ・シビック・タイプR・CNF-Rは武藤英紀と伊沢拓也のアタックがステアリングを握り、3分51秒786でクラス3番手となっている。

 シンティアム アップル KTMとD'station Vantage GT8Rの2台が一騎打ちを行うST-1クラスは、井田太陽と加藤寛規がアタッカーを努めたシンティアム アップル KTMに軍配が上がったが、予選後にピットレーンの速度違反で5グリッド降格ペナルティが科されている。

 ST-2は名門シンリョウレーシングが走らせる6号車新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10がクラスポールを獲得。1.411秒差の2番手にはENDLESS GR YARISが続き、もう一台のミツビシ・ランサーエボリューションXである7号車新菱オートDIXCELエボ10が3番手となった。

 なお、ST-2にエントリーしているKTMS GR YARISはミッショントラブル、Honda R&D Challenge FL5については前日の夜間走行中に動物と衝突するアクシデントがあり、修復を行っているがマシンのダメージが大きいこともありAドライバーおよびBドライバー予選未出走となっている。

 ニッサン・フェアレディZニスモRCとレクサスRC350が争うST-3のクラスポールは岡部自動車が走らせる15号車岡部自動車フェアレディZ34が獲得。このクラスは2番手にヒグチロジスティクスサービス RC350 TWS、3番手に16号車岡部自動車フェアレディZ34、4番手にエアバスター WINMAX RC350 TWSが続いていることもあり、決勝でもZ34対RC350のバトルが白熱しそうだ。

 トヨタGR86が主戦場とするST-4は影山正彦と国本雄資がアタッカーを努めたシェイドレーシングGR86がクラスポールに輝き、0.708秒差の2番手にENDLESS GR86、さらに0.989秒差でTOM'S SPIRIT GR86が3番手に続く。唯一マツダ・ロードスターRFを使用するodula TONE MOTUL ROADSTER RFはクラス6番手で予選を終えている。

 そして最多12台が参加するST-5のクラスポールを奪ったのは、合算で4分14秒674を記録したLOVEDRIVEロードスターとなり、2番手にはDIXCELアラゴスタNOPROデミオ、3番手にはTHE BRIDE FIT、4番手にはYAMATO FITというFF勢が続いた。5番手には第1戦鈴鹿のレース終盤に大クラッシュを喫してしまったOHLINS Roadster NATSが修復を完了し、無事に予選を終えている。

 2023年も注目マシンやドライバーが多く参戦する『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』は、明日27日の15時に長きにわたる24時間レースのスタートが切られる予定になっている。

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