物価上昇の救世主といえるファミリーカー
ダチア・ジョガーは、2022年に誕生した予想外のヒーローだった。スクエアなボディに7シーター・レイアウトを備え、物価上昇にあえぐ欧州にとって、救世主といえるようなファミリーカーだ。
【画像】楽しいだけじゃない シビック・タイプR 予想外のヒーロー ダチア・ジョガー 先代FK8型とダスターも 全104枚
一般的な自動車メーカーのコンパクト・ハッチバックより低価格でありながら、走りは好印象で、実際に使える3列シートを備えている。普段使いでの多能ぶりを踏まえれば、ベスト・バリューカーとして称えてもいいだろう。
ゆとりある車内空間は、商用車のように単調なインテリアで構成されているわけではない。内装のプラスティック製部品は少し安っぽいし、シートに高級なレザーは指定できない。それでも、クロスとアルミニウムが絶妙に用いられ、雰囲気は決して悪くない。
上級なトリムグレードを選択すれば、シートヒーターにクルーズコントロール、カーナビが装備される。インフォテインメント・システムの使い勝手も、価格帯が上の他メーカーのモデルより良好。それでいて、英国価格はお手頃なままだ。
さらに、ジョガーの印象を引き上げている最大のポイントが、想像以上に走りが良いこと。ルノー・クリオ(ルーテシア)やキャプチャーでもおなじみの1.0Lエンジンは、119psしか発揮しないとしても。
フランス車らしい柔らかい乗り心地
エンジンは滑らかに吹け上がり、動力性能へ強く不満を抱くことはない。6速マニュアルのギア比は良く練られ、シフトフィールも良く、限られたパワーを余すことなく展開できる。運転が楽しいと感じられることだろう。
オートマティックがご希望なら、ハイブリッドを選べば付いてくる。一層良好な燃費も一緒に。
サスペンションも素晴らしい。スプリングはソフトで、サイドウォールの高いタイヤがフランス車らしい柔らかい乗り心地を提供しつつ、カーブでは背が高めのボディをしっかり支える。
ステアリングホイールの重み付けは妥当で、シャシー・バランスも優秀。7シーターのボディを背負いながら、カーブが連続する道を気持ち良く縫っていける。
衝突安全性試験、NCAPの成績は確かに振るわない。だが、決して危険なモデルではない。一部のアクティブセーフティ機能が実装されないことを理由に、星が減らされたに過ぎず、ボディの安全性は低くない。
ABSとスタビリティ・コントロール、衝突被害軽減ブレーキ、車線維持支援システムは、ちゃんとジョガーにも搭載されている。介入も妥当といえ、運転中に邪魔に感じることはないだろう。
ジョガーは、価格以上の内容を備えている。近年の英国では、少しのオプションを追加すると、ファミリーSUVが5万ポンド(約805万円)を超えることも珍しくない。運転しやすく実用的なモデルの適正価格を、誇示しているように思う。
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