Vanwall F1 1958 Continuation
ヴァンウォール F1 1958 コンティニュエーション
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6台の1958年製ヴァンウォールF1を完全再現
1958年、初めて制定されたF1グランプリのコンストラクターズ選手権を制した英国のレーシングチーム「ヴァンウォール(Vanwall)」。その初代チャンピオン獲得から62年の月日を経た2020年、ヴァンウォールの名前が蘇ることになった。
今回、1958年シーズンを制したヴァンウォール製F1マシンを再現した、6台のコンティニュエーション仕様が、ヴァンウォール・グループとヒストリックレースのスペシャリスト「ホール&ホール(Hall and Hall)」によって製造され、そのうち5台が販売される。
チーム発足からわずか4年でグランプリの頂点へ
1954年シーズンからグランプリへの参戦をスタートしたヴァンウォールは、チーム発足からわずか4年目の1958年シーズンに6勝を記録。このシーズンからF1に新設されたコンストラクターズ選手権でチャンピオンを獲得した。しかし、チーム創設者のトニー・ヴァンダーベルの健康状態が悪化したことを受けて、この1958年を最後にグランプリへのフル参戦を終了している。
2013年、ヴァンウォールの商標をアイアン・サンダーソンが取得。ヴァンウォール・グループとして歴史的なレーシングコンストラクターの名前を蘇らせた。今回、ヴァンウォールが最後に勝利したモロッコGPの決勝日である1958年10月19日にちなんで、2020年10月19日にコンティニュエーション仕様が発表された。
当時の図面や設計図を元にハンドメイドで製作
6台製造されるコンティニュエーション仕様は、そのままヒストリックレースなどにも参加できるスペックを持つ。5台は個人オーナーに販売され、6台目はヴァンウォール・ヒストリック・レーシング・チームを象徴する1台として、ヒストリックレースなどで活躍する予定となっている。
それぞれの車両は、英国・リンカンシャー州のヒストリックレース&レストアの専門カンパニー「ホール&ホール」によって、数千時間もかけてハンドメイドで製造。1950年代のオリジナル図面と設計図を使用し、当時の車両が完全再現される。エンジンは270bhpを発揮するヴァンウォール製2.5リッター直列4気筒を搭載。この貴重な車両には165万ポンド (税別)のプライスタグが付けられた。
ヴァンウォールは、ロータスのコーリン・チャップマンがシャシーを設計し、その後マーコスを立ち上げるフランク・コスティンが空力を担当するなど、F1の世界に革新的な技術を数多く導入した。例えば、当時は一般的だったドラムブレーキに代わり、ディスクブレーキを採用したことにより、強敵フェラーリに打ち勝つスピードを手にしている。
2020年に蘇ったヴァンウォールの名前
現在、ヴァンウォール・グループは、2020年代にブランドをどのように展開していくのか調査を行なっており、将来的にレーシングカーや市販モデルの製造も視野に入れているという。
ヴァンウォール・グループのマネージングディレクター、アイアン・サンダーソンは、今回発表したコンティニュエーション仕様について、以下のように説明した。
「ヴァンウォールの名前は、モータースポーツの歴史において、あまりにも重要な存在です。ヴァンウォールの物語を知る人は少なくなってしまいましたが、偉大なレースコンストラクターが英国に残した遺産は、非常に大きかったと言えるでしょう」
「我々は最後にヴァンウォールがF1で勝った記念すべき日に、その偉業を称えるべきだと考えました。1958年にF1チャンピオンを獲得した象徴的なマシンを、本物と呼ぶに相応しいレベルで再現したのです。このコンティニュエーション仕様は、まさに歴史的な成功へのオマージュと呼べるものです。そして、そこに込められたDNAは、ヴァンウォール・ブランドの将来に向けた基盤にもなっています」
創業者のサンダーソンは、かつてパワーボートの世界王者に輝いた経歴を持ち、2008年にはフルEVスーパースポーツ「ライトニング GT」の開発プロジェクトにも参加している。
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