アストンのSUV 顧客が期待する以上に
ジュネーブ・モーターショーで3台の画期的なコンセプトカーを発表したアストン マーティン。間もなく発売予定のSUV、DBXがスウェーデンの極寒の環境下でテストする様子を収めた写真と動画を公開した。
このテストはタイヤ・メーカーのピレリから協力を得て、同社がFlurhedenに所有する試験場で行われている。
アストン マーティンのチーフ・エンジニアを務めるマット・ベッカーは「プロトタイプを寒冷な気候でテストすることによって、われわれはこのクルマの初期ダイナミクスを確認できます。そしてグリップの低い路面でも自信を持って走れる確かな足まわりに仕上げることができるのです。これは重要なことです」と語った。
「このクルマでアストン マーティンは新たなセグメントに進出します。エンジニア・チームは、今回の厳しいテストを通して、高級SUVによる上質な乗り味の開発に挑戦することを楽しんでいます。サーキットにおけるテストでも進歩を遂げました。お客様がアストン マーティンのSUVに期待される以上のものをお届けできると、自信を持って言えます」
40秒動画 雪原テスト
DBXはこれまでアストンが評価を築き上げてきたオンロードのダイナミックなパフォーマンスに加え、オフロードにおける確実な走りも併せて求められる最初のアストン マーティンだ。それを実現するために、今までにない過酷なテストのプログラムが組まれている。テストは中東の砂漠地帯から、ドイツのアウトバーンやニュルブルクリンクにも及ぶ。
英国の路上では先日、AMGから供給を受けている4.0ℓV8ツインターボを積んでテストしているDBXが目撃された。今年中に予定されているDBXの発売時には、まずこのエンジンが搭載される見込みだ。その最高出力はDB11と同じ510psになると予想される。
スウェーデンで撮影された写真には、昨年アストン マーティンから発表された「公式スパイショット」と同じ形状の5ドアボディが写っている。DBXはこのスタイルのまま大きく変わることなく、量産に至るものと思われる。
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