2023年シーズンでキャリア3度目のF1チャンピオンとなったレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)から将来ル・マン24時間レースでチームを組もうと誘いを受けたと語った。
2度のF1チャンピオンであるアロンソは、一度F1を離れた際にWEC(世界耐久選手権)に参加。トヨタからレースに出場し、2018年と2019年に伝統のル・マン24時間レースで勝利し、WECチャンピオンにも輝いた。
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その後F1復帰を果たしたアロンソは、F1での活動を続けていたとしても、耐久レースの世界にカムバックをする可能性がゼロだとは考えていない。
アロンソは「やるかもしれないね。僕は世界耐久選手権とF1世界選手権に参戦してきた。両方のチャンピオンシップでも、ある1戦だけならどうだろう?」と今年語っている。
フェルスタッペンによると、アロンソから共にプロジェクトを始めようと誘いを受けたという。ただアロンソの耐久レース復帰は、フェルスタッペンと一緒に出場できる時だけを考えているようだ。
「ル・マンは確かにやってみたいね」
フェルスタッペンはホンダ・レーシング・サンクスデーに参加した際、そう語った。
「父がル・マンでレースをしていた時に行ったことがある。たくさんの人が集まっていて、雰囲気は素晴らしい。夜通しのドライビング、そして日の出と、本当にクールだと思う」
「ル・マンについてはフェルナンドと話をしたんだ。彼は僕とならまたやりたいと言っていた。だから僕も『ワオ、それはマジでクールだ!』という感じだった」
フェルスタッペンがアロンソと組んで耐久レースに出る、という話題がニュースになるのはこれが初めてではない。2022年末にも、フェルスタッペンは次のようにmotorsport.comに語っていた。
「フェルナンドは絶対にレースを辞めないと思う。僕よりも年齢を重ねていてその点では違うけどね。僕たちにはいいチャンスが必要なんだ。もしフェルナンドが(耐久レースに)行くなら、競争力のあるクルマで勝つために挑戦したいと思うだろう。それは僕も同じだ」
「僕がそのプロジェクト全体急いでいない理由でもある。耐久レースではいま多くの変化が起こっている瞬間でもあるんだ。状況を待って、今何が起きているのかをしっかり確かめるのも、その変化を確認するのも良いと思う。急いではいないよ」
なおフェルスタッペンは現在レッドブルと結んでいる2028年までのF1キャリアが続く間は、ル・マン挑戦は考えていないとも語った。
「いや、そうじゃないね。(F1参戦中に)そういうのをしたいとは考えていない。ひとつのコトに完全に集中したいんだ」
「いろいろな事を組み合わせて、ひとつのレースしかできないのなら、それはまだ十分準備ができていないということだ」
ただそれではアロンソと走る時間がなくなってしまうのではないか? そう問われたフェルスタッペンだったが「僕が言いたいのは、フェルナンドがレースをし続ければ。50歳でも彼は今みたいに競争力があるだろうってことだよ」と答えた。
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