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ラズガットリオグルがBMW移籍後2戦目で初優勝。王者バウティスタはレース2で復活の狼煙/SBK第2戦カタルーニャ

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ラズガットリオグルがBMW移籍後2戦目で初優勝。王者バウティスタはレース2で復活の狼煙/SBK第2戦カタルーニャ

 3月22~24日、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)の第2戦カタルーニャラウンドがバルセロナ・カタロニア・サーキットで行われ、レース1とスーパーポール・レースはトプラク・ラズガットリオグル(Pata Yamaha Prometeon WorldSBK)、レース2はアルバロ・バウティスタ(Aruba.It Racing – Ducati)が優勝を飾った。

 シーズン2戦目を迎えた今大会、土曜に行われたスーパーポールではトプラク・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)が、BMWに移籍後初のポールポジションを獲得した。2番手にはルーキーのニッコロ・ブレガ(Aruba.It Racing – Ducati)、3番手にはアンドレア・イアンノーネ(TEAM GO ELEVEN)が並んだ。

【順位結果】2024SBK第2戦カタルーニャ 決勝レース1

 また、前年度王者のバウティスタは11番手。カワサキからヤマハに移籍したジョナサン・レイ(PATA PROMETEON YAMAHA)は13番手とやや後方からのスタートとなった。

■レース1:ラズガットリオグルがBMW移籍後初の勝利

 レース1は気温21度、路面温度36度のドライコンディションでスタート。ポールスタートのラズガットリオグルがホールショットを奪うと、2番手にイアンノーネがつけた。その後ろには抜群のスタートを切ったサム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)が3番手につけ、早々にイアンノーネを交わす。

 さらに3周目にロウズがトップに立つと、徐々にギャップを広げていく。後方では2番手から4番手までが接近戦となり、スタートで出遅れたブレガがアンドレア・ロカテッリ(Pata Prometeon Yamaha)、イアンノーネを捉えて2番手まで浮上していた。すると、その直後にトップのロウズが転倒を喫して戦線離脱となり、ブレガがトップへと変わる。

 ブレガはじわじわと2番手のイアンノーネを引き離し、独走体制に入っていく。レース折り返し時点では4秒以上のギャップを築いていた。4番手のマイケル・ファン・デル・マーク(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)の少し後方では、ロカテッリを先頭にアレックス・ロウズ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)、ダニロ・ペトルッチ(BARNI Spark Racing Team)とバウティスタが迫り、5番手争いが激化。

 残り7周でバウティスタがペトルッチをパスすると、ファン・デル・マークをも射程圏内に捉えると翌周に4番手へとボジションを上げる。トップ3台が等間隔にギャップを広げるなか、バウティスタが3番手のイアンノーネに襲い掛かり、残り4周で表彰台圏内に浮上。

 さらにトップで悠々と独走のブレガは、タイヤマネジメントに苦戦を強いられたのか、急激にラップタイムがダウン。そのためファイナルラップで先行を許してしまう。それによりトップに再浮上したラズガットリオグルがトップチェッカーを受け、移籍後初優勝をポール・トゥ・ウインで飾った。2番手はブレガ、3番手には怒涛の追い上げを見せたバウティスタが入った。

 終盤まで表彰台圏内で争いを見せたイアンノーネは惜しくも4位。また、レイはスタート直後にマシントラブルか、オープニングラップ終了後に早々にピットに戻ってリタイアで終えることとなり、厳しい結果となった。

■レース2:王者バウティスタが今季初優勝でカムバック!
 迎えた2日目のスーパーポール・レースでは、周回を重ねるごとに順位が凄まじく入れ替わるトップ争いがファイナルラップまで繰り広げられた。イアンノーネが抜群のスタートを切り、一時はサム・ロウズに先行を許したが、早々に順位を挽回して集団を牽引していく。

 しかし、トップでイアンノーネとアレックス・ロウズがバトルを繰り広げている隙に、残り5周でラズガットリオグルが一気にトップに浮上。さらにバウティスタも7周目にチームメイトのブレガを捉えて表彰台圏内まで順位を上げると、ファイナルラップで首位に立つ。

 バウティスタ、ラズガットリオグル、イアンノーネ、ブレガによる4名のトップ争いは、接近戦のまま最後までもつれ込む。バウティスタが首位を守りながら各コーナーに進入していくなか、最終コーナーでラズガットリオグルがインに入り首位を奪取。さらにイアンノーネもするりと交わして2位でチェッカーを受け、バウティスタは惜しくも3位でチェッカーとなった。

 最後のレース2は気温15度、路面温度27度のドライコンディションで始まった。バウティスタが好スタートでホールショットを奪うと、その後にイアンノーネとブレガが続く。やや出遅れたラズガットリオグルが早々にブレガを捉えると、イアンノーネと順位を入れ替えながらバトルを繰り広げる。

 そんなふたりのバトルを横目に、4周目にはブレガが2番手に浮上すると、さらに翌周にはバウティスタをも捉えてトップに立つ。徐々にギャップを広げて独走態勢に入るが、バウティスタも離されまいと喰らいつく。

 レース折り返し時点では、トップ2台がやや抜きん出る展開となり、バウティスタとラズガットリオグルの間には約1.0秒ほどのギャップが広がりつつあった。さらに、じわじわと詰め寄るバウティスタがブレガをパスしてトップに浮上し、少しずつペースを上げ始め、ドゥカティがワン・ツー体制に。

 残り8周、ここでイアンノーネが転倒を喫してしまい、ファン・デル・マークが4番手へとポジションを上げる。その後方ではレミー・ガードナー(GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team)とペトルッチが5番手争いを繰り広げ、ペトルッチが先行。さらにアレックス・ロウズも加わり3台の距離が縮まっていく。

 先頭ではバウティスタがブレガを悠々と独走を続けていた。最終的にルーキーのブレガに約2.0秒差のリードを築いたままチェッカーを受け、今季初優勝を飾った。ブレガは悔しさが残る2位、3位にはラズガットリオグルが続いた。

 5位争いはペトルッチが制し、6位にガードナー、アレックス・ロウズが7位に入った。また、スーパーポール・レースを13位で終えたレイは、レース2では8位まで追い上げを見せてこのウイークを締めくくった。

 スーパースポーツ世界選手権(WorldSSP)では、大久保光(Vince64 Racing Teasm by Puccetti)がレース1で24位、レース2では23位となった。また、鳥羽海渡(Petronas MIE Honda Racing Team)はレース1・2ともに25位で終えている。
 

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みんなのコメント

2件
  • shi********
    もうちょっとチェックした方がいいよ。
  • wat********
    ウェイト調整で 面白く成ってるなぁw
    太っチョでも、マシンを軽く造ればいい訳か 笑
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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