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マイルドハイブリッドシステムやデジタルディスプレイなどの先進的な技術で進化したベストセラーSUV! メルセデス・ベンツ新型GLCが初のフルモデルチェンジを実施

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マイルドハイブリッドシステムやデジタルディスプレイなどの先進的な技術で進化したベストセラーSUV! メルセデス・ベンツ新型GLCが初のフルモデルチェンジを実施

 この記事をまとめると

■メルセデス・ベンツから新型GLCが発表された

よりスポーティでより快適なマルチパーパスコンパクトに昇華! メルセデス・ベンツBクラスがマイナーチェンジ

■最新のデザイン思想に基づいて内外装も進化

■Sクラス譲りのシステムも多数採用して技術力の高さを証明した

 最新のデザインを身に纏ったプレミアムミドルサイズSUV

 ドイツの高級自動車メーカーであるメルセデス・ベンツは、コンパクトカーのAクラスからフラッグシップモデルのSクラスまで、充実したラインアップを用意して幅広いニーズに応えている。なかでもGLCは、Cクラス譲りの程よいボディサイズと高級感あるインテリアで人気となり、全世界での累計販売台数260万台(前身のGLKを含む)を達成。2020年と2021年には世界でもっとも売れているメルセデス・ベンツとなっている。

 そんなメルセデス・ベンツが新型GLCを発表、予約注文の受付を開始した。今回が初のモデルチェンジとあって、改良点も多岐にわたる。

 エクステリアは、メルセデス・ベンツのデザイン思想である「センシュアルピュリティ(官能的純粋)」を継承しつつ、知性と感情を感じさせるデザインになっている。ボディサイズは、先代モデルに比べて全幅は1890mmと変わらないものの、ホイールベースを15mm、全長を50mm長くして伸びやかな見た目になった。

 標準モデルのフロントフェイスは、グリルを囲むクロームトリムやグリルと連続したヘッドライトによって精悍な印象となった。さらに、アンダーガード調のクロームトリムがSUVのたくましさを表現。一方、AMGラインでは、小さなスリーポインテッドスターが散りばめられたスターパターングリルや、大胆な開口部を備えたフロントバンパーにより、標準モデルよりも大幅に存在感を高めている。

 リヤエンドは、フロント同様にアンダーガード風クロームトリムが左右のエクゾーストエンドと一体化したことで力強い造形になっている。さらに、張り出したフェンダーと水平基調のリヤバンパー、ツーピース構造で内部に立体感のあるリヤコンビネーションランプなどによって引き締まった見た目となっている。

 インテリアには、飛行機のエンジンナセルを彷彿させる、やや丸みを帯びた角状のエアアウトレットを配置してスポーティな印象を与える。さらに、インテリアトリムは仕様の異なる3種類を用意。標準仕様車はハイグロスアッシュウッドトリムとなるが、AMGライン仕様車ではダークグレーに着色されたアンスラサイトライムウッドトリムを装着。標準とAMGラインのどちらでも選べるレザーエクスクルーシブパッケージでは、マット仕上げのブラックウッドにアルミニウムのラインを入れたブラックオープンポアウッドが用意される。

 ダッシュボードに設置された、ひときわ目を引く縦型の11.9インチのメディアディスプレイは、ドライバー側に6度傾けたことで視認性も向上している。さらに、メーカーオプションとしてAR(拡張現実)ナビゲーションシステムを用意。目的地設定した際には、実際の景色を取り込んだ画像上に進行方向の矢印を映し出してくれるため、進むべき方向を直感的に判断できるようになった。

 そして、運転席には12.3インチの大型コックピットディスプレイを備え、3つのスタイル(ジェントル、スポーティ、クラシック)から好きな表示に変更することを可能としている。

 ステアリングホイールも最新のタイプに変更されており、ナビゲーションや安全運転支援システムの設定をすべて手元で操作できる機能を手に入れた。AMGラインを選択すると、ステアリングホイールのスポークがツインスポークに変更され、さらにスポーティな印象となる。

 室内を彩るアンビエントライトも64色用意され、単色だけでなく色の連続変化にも対応した。また、エアコンの温度の上下でも赤色と青色の発色を行うなど、直感的な表現が採用されているのも特徴だ。

 気になるトランク容量は、620~1680Lと大容量を確保しており、SUVとしての実用性も非常に高い。

 オフロードでの走破性を高める新たな技術も搭載

 パワートレインは、2リッター直4クリーンディーゼルターボエンジンを搭載。エンジン単体では最高出力197馬力・最大トルク440Nmという力強い性能を発揮する。さらに、最大で23馬力・205Nmのブーストを可能にしたISGと呼ばれるマイルドハイブリッドシステムが与えられており、9速ATとの組み合わせによるスムーズな加速を実現した。

 また、新型GLCの走行モード「ダイナミックセレクト」に、新たに「オフロードモード」が加わった。このモードを選択すると、車高が約15mm上昇してトランスミッションもオフロードモードに切り替わる。これにより雪道や悪路での走破性も高められている。さらに、急な下り坂での安定した走りをサポートするDSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)や、360°カメラによるフロント下部の路面映像を仮想的に映し出すことで大きな石や深い窪みなどの障害をいち早く確認できる「トランスペアレントボンネット機能」などにより、オフロード走行における頼もしさがこれまでのモデルから格段に進化している。

 加えて、新開発の機能「オフロードスクリーン」も標準装備する。この機能を作動させると、コックピットディスプレイに車両の傾き、路面勾配、標高、経度緯度、コンパス、車速、エンジン回転数を表示。また、メディアディスプレイには、周辺地形におけるGLCの姿勢、フロントホイールの操舵角、オプションのリアアクスルステアリング搭載車にはリアホイールの操舵角などを表示する。これにより、オフロード走行で大切な情報を一画面で確認できる便利な機能となっている。

 安全運転支援機能についても抜かりはない。同社のフラッグシップモデルのSクラスと同等のシステムに加え、新たな機能も搭載されている。例えば、ステレオカメラと360°カメラを併用して高速道路上での車線中央の維持が精密になった「アクティブステアリングアシスト」や、道路上でのアクシデントに対するドライバーの反応が遅れた際に警告音を鳴らし、走行中に反応がなければ徐々に減速して停車までを自動で行う「アクティブエマージェンシーストップアシスト」など、先進的な安全装備が新たに追加された。

 新型GLCのグレードはディーゼルエンジンの220 dのみで、価格は820万円となっている。

 メルセデス・ベンツの新型GLCは、モダンなエクステリアに質感の高いインテリアを組み合わせたプレミアムミドルサイズSUVとして見事な変貌を遂げた。さらに、最新の安全運転支援機能と卓越したオフロード走行機能の数々を惜しげもなく搭載したことで、これまで以上に隙のないクルマになっている。もうしばらくの間、GLCがメルセデス・ベンツのベストセラーモデルであり続ける可能性は高いだろう。

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