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これぞ英国流のお洒落だ!特別な緑色を纏ったMINIクラブマン「アントールドエディション」がデビュー

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これぞ英国流のお洒落だ!特別な緑色を纏ったMINIクラブマン「アントールドエディション」がデビュー

 日本で根強い人気を誇るMINIシリーズのステーションワゴン「MINIクラブマン」に、MINI自身がドレスアップを図った限定車「Untold Edition(アントールド エディション)」が登場。

 その特徴は、本来カタログ設定の無いグリーン系のボディカラーに、専用装飾を加えたこと。ベース車よりも高価ではあるが、装備のアップグレードに加え、拘りの専用アイテムによるカスタマイズまで考慮すれば、お値打ちといえるだろう。ドレスアップされたMINIクラブマンの詳細をお届けしよう。

これぞ英国流のお洒落だ!特別な緑色を纏ったMINIクラブマン「アントールドエディション」がデビュー

文/大音 安弘、写真/BMW

今までにないMINIクラブマンを……

 BMWは、2022年8月25日、MINIのステーションワゴンモデル「MINIクラブマン」の特別仕様車「Untold Edition(アントールド エディション)」を発表し、同日より発売を開始した。価格は、469万円~533万円だ。

MINIの新たな仲間となる特別仕様車「MINIクラブマンUntold Edition」が登場

 この特別仕様車は、低燃費と力強い走りを両立したクリーンディーゼル車「クーパーD」と、その高性能版となる「クーパーSD」をベースに、装備のアップグレードとドレスアップを図ったものだ。

 特別仕様車の名称に使われた「untold」が意図する「言い表すことのできない、今までに見た事が無い」という表現を「語るまでもない存在感を持つ特別仕様車」というコンセプトに置き換え、デザイナーたちが強く印象に残るクルマへと仕上げている。

 特別色となるグリーンのボディカラー「セージ・グリーン」は、本来はMINIコンパクトSUV「MINIクロスオーバー」の専用色だが、今回、特別にMINIクラブマンに取り入れた。そのグリーンを基準に、ホイールアーチやサイドステップなどを同じくグリーン系とすることで、一体感あるカラーリングに仕上げている。

 アクセントカラーには、ブラスカラー(真鍮色)が用いられており、フロントグリルの縁取りや専用デザインの18インチアルミホイールに採用。さらにボンネットからルーフには、5本のストライプを大胆に配置した。このストライプは、サイドスカットルやドアミラーのグラフィックにも取り入れられた。またスポーティな印象を強めるべく、特別装備として、「ジョン・クーパー・ワークスエアロダイナミクスキット」も装着されている。

グリーンのボディに映えるブラスカラーの専用アルミホイールは、かなり個性的なデザインだ

インテリアにも緑色を大胆にコーディネート

 グリーンが特徴となるのは、インテリアも同様だ。なんと上質で快適性の高いレザーシート「MINI Yoursレザーラウンジ」も、セージグリーン色を特別に採用。さらにイルミネーション付きのドアトリムも、専用デザインとグリーンカラーを取り入れた特別仕立てとなる。ダッシュボードのエアコンルーバーやステアリングなどのアクセントには、エクステリア同様にブラスカラーを配置し、絶妙なコーディネートをキメル。さらにフロアにも、専用のベロアフロアマットを装備されるなど手抜かりはない。まさに英国車らしい上品で大人な雰囲気でオーナーを楽しませてくれる粋なクルマに仕上げられているのだ。

セージグリーンのシートを中心にグリーンでコーディネートされたインテリアがお洒落

グレードによる装備差はわずか

 ベースグレードの違いによる差別化は限定的だ。クーパーDにはないエンジンフードのエアインテークが、クーパーSDには備わるが、これはベース車の仕様によるもの。いずれの仕様も内外装のカラーコーディネートが同じで、エアロキットも装着。足元を彩る専用アルミホイールも、同じ18インチ仕様だ。快適装備の違いは、クーパーSDのフロントシートが電動式となるくらいのもの。グレード以外の仕様違いは、ドアミラーとルーフをブラック仕様が選べること。その場合は、専用ストライプはレスとなる。

内外装のビジュアルはほぼ同じ。違いはボンネットのエアインテークとリヤのテールパイプがシングルかデュアルになるかだ

  MINIクロスオーバーの専用色を取り入れ、個性的なアクセントでスポーティかつエレガントな仕様に仕上げた特別仕様車「Untold Edition」。カスタマイズを得意とするMINIらしい世界観が表現された一台で、かなりカッコイイ。MINIシリーズの緑色としては、英国レーシングカーを彷彿させる「ブリティッシュ・レーシング・グリーン・メタリック」が定番であったが、このスモーキーな「セージグリーン」も悪くない。カスタマイズも派手過ぎないところも好印象だ。クリーンディーゼル専用の特別仕様車となるので、ガソリン車派は少々残念かもしれないが、クーパーD、クーパーSD共に、2.0L4気筒エンジンなので、振動面も少ないので、思い切ってディーゼルデビューしてみるのもありだろう。装備のアップグレードが図られる一方で、ベースグレードと装備が異なる部分もあるようだ。購入時は、その点もしっかりと確認をしておこう。

 

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