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ウラカン後継はV8ツインターボのPHEV! ランボルギーニ・テメラリオ世界初お披露目

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ウラカン後継はV8ツインターボのPHEV! ランボルギーニ・テメラリオ世界初お披露目

1875年に闘いの場に導かれた闘牛の名に由来

ランボルギーニから、これまでのウラカンの後継車として位置づけられる新型スーパースポーツ、「テメラリオ」が発表された。ちなみにテメラリオという車名は、1875年に闘いの場に導かれた闘牛の名に由来するもので、そもそもは獰猛、あるいは勇敢であるという意味を持つ。

【画像】ウラカン後継モデル、ランボルギーニ・テメラリオ 全54枚

テメライオの前身であるウラカンは、ランボルギーニ史上最も大きな成功を収めたスーパースポーツカーだった。だがランボルギーニは、このウラカン、さらに歴史をさかのぼるのならば2003年に誕生したガヤルドで初搭載された自然吸気のV型10気筒エンジンを、このテメラリオにおいても継承することを望まなかった。

ランボルギーニが新たにテメラリオに採用したパワーユニットは、4Lのフラットプレーン型V型8気筒ツインターボエンジンに、3基のエレクトリックモーターを組み合わせたHPEV(ハイパフォーマンスEV=PHEV)。

ランボルギーニにとってそれは12気筒モデルのレヴエルトに続くものとなり、またこのテメラリオの登場によって、ウルスSEを含めてラインナップのフルハイブリッド化が実現することになる。これは同社が推進してきた「コル・タウリ」戦略の中においても、大きな節目のひとつと考えてもよいだろう。

果たしてこの期待の新型車、テメラリオとはいかなる魅力を秘めたニューモデルなのだろうか。さっそくその概略をレポートしていくことにしよう。

現在のスーパースポーツの中で比較しても、きわめて斬新

「テメラリオは正真正銘のフォリクラッセ(イタリア語で超一流、極上を意味する)であり、技術的にもスタイル的にも並はずれた革新的なクルマです」

ランボルギーニの会長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は、このニューモデルを評してこう語った。たしかにそのスタイリングは、現在のスーパースポーツの中で比較しても、きわめて斬新な印象を受けるもので、そしてもちろんエアロダイナミクスにおいてもその性能は卓越している。

メインボディやサイドエアインテーク、あるいはデイタイムランニングライト、エグゾーストパイプといったパートに、1960年代からランボルギーニらしいシンボルのひとつといえる六角形のディテールを採用したエクステリアのフィニッシュにより、ランボルギーニのデザイン言語はさらに進化。その一方でデザイナーとエンジニアの強力なタッグによって、リアのダウンフォースはウラカンEVOと比較して103%増加し、同時に機械部品の冷却効率も大幅にそれを向上させることに成功している。

エクステリアで見られる新しく斬新なグラフィックコンセプトは、インテリアにもそれが受け継がれている。低いシートポジションやスリムで軽量なダッシュボード、そしてステアリングホイールの完璧な傾きは、ドライバーにランボルギーニに特有のドライビングファン、すなわち走る楽しさを感じさせるもの。

最高品質の素材をインテリアの各所に使用し高級感をさらに高めたことで、ドライバーとパッセンジャーは、より快適でエレガントな印象に富むドライブを楽しむことが可能になった。ランボルギーニ・ビジョン・ユニット・システムの導入も大きな話題だ。

V型8気筒エンジンのレブリミットは10000rpm

テメラリオの基本骨格となるのは、アルミニウム製のスペースフレームで、そのねじり剛性はウラカン比で20%以上向上。同時に構造の複雑さを最小限に抑えたことで重量の低減でも大きなアドバンテージが生み出されている。

ミッドの4LV型8気筒ツインターボエンジンは、800psの最高出力を9000~9750rpmで発揮する高回転型で、3基が搭載されるエレクトリックモーターのうち1基は、このV型8気筒エンジンと、8速デュアルクラッチ型ミッションの間にレイアウト。ギアチェンジを経てもレスポンスを一貫させる「トルク・ギャップ・フィラー」としての機能も持ち合わせる。参考までにV型8気筒エンジンのレブリミットは10000rpm。ターボチャージャーの最大ブースト圧は2.5バールと発表されている。

残りの2基のエレクトリックモーターは、フロントアクスルに組み合わされ前輪を駆動する役割を担う。結果システム全体の最高出力は920psという数字となり、ランボルギーニはさらにエレクトリックモーターのみで走行する「チッタ」モードのほかに、「ストラーダ」、「スポルト」、「コルサ」の各走行モードを設定。V型8気筒エンジンが奏でるサウンドに強いこだわりを見せているのも特長だ。

長さが1550mm、幅と高さはわずかに301mm、240mmというコンパクトなバッテリーパックの総容量は3.8kWh。充電時間はゼロから満充電までわずか30分を可能にする。

テメラリオでは、もちろんカスタマーのリクエストに応えるアド・ペルソナムのプログラムが提供されるが、そのほかにアレジェリータ(軽量化)パッケージと呼ばれるより、サーキット走行にフォーカスした仕様が設定されたのも大きな話題だろう。

ボディコンポーネントだけで12.65kg、ほかに軽量インテリアエレメントやカーボンリム、チタン製のエグゾーストシステムなどを組み合わせれば、25kg以上の軽量化が可能になるという。

なおテメラリオは、8月18日にアメリカ・モントレーで開催された「クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で初お披露目。日本での公開も、そう遠くない未来であると予想される。

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みんなのコメント

3件
  • 投資家のコメント
    カッコ良いけど、レヴエルトには敵わない。レヴエルト、なんだあれは。言葉にならないほどカッコ良い。俺、女だったら濡れてたかも知れない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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